ソニーは1月15日、ビデオカメラ「ハンディカム」シリーズに4機種の新製品を追加した。レンズユニット全体を動かすことで手ブレを強力に補正する「空間光学手ブレ補正」を3機種に搭載したほか、全機種に新エンジン「BIONZ X」を搭載する。
発表されたのはプロジェクタとWi-Fi機能を内蔵した「HDR-PJ800/PJ540」(PJ800/PJ540)と、4つのカラバリをそろえた「HDR-CX535」(CX535)、光学式手ブレ補正を搭載した「HDR-CX420」(CX420)。いずれも1月24日に発売する。
PJ800は、1/3.95型のExmor R CMOSセンサを搭載し、最大2450万画素の静止画と614万画素の動画撮影ができる。プロジェクタ機能は外部入力機能に加え、「自動台形歪み補正」を新搭載し、パネルの角度による映像の歪みを簡単に修正できるようにした。明るさも従来の20ルーメンから50ルーメンに引き上げている。
光学12倍、全画素超解像24倍のズーム機能を備え、内蔵メモリ容量は64Gバイト。サイズは高さ72mm×幅67.5mm×奥行き134mmで、重量約400g。ボルドーブラウンとブラックの2色をそろえる。店頭想定価格は11万円前後になる。
PJ540は、1/5.8型のExmor R CMOSセンサを搭載し、920万画素の静止画と230万画素の動画撮影が可能。光学30倍、全画素超解像60倍の高倍率ズーム撮影ができる。プロジェクタは25ルーメンの明るさを確保。外部入力機能も備え、BDレコーダーなどを接続して大画面で映し出せる。
メモリは32Gバイトを内蔵。サイズは高さ66.5mm×幅61.5mm×奥行き121mmで、重量は約325gになる。ボディカラーはボルドーブラウンとホワイトの2色だ。店頭想定価格は8万円前後。
CX535は、PJ540からプロジェクタとWi-Fi機能を省いたモデルだ。ブラック、ピンク、ボルドーブラウン、ホワイトのカラーバリエーションをそろえる。サイズは高さ66.5mm×幅57.5mm×奥行き121mmで、重量約305g。店頭想定価格は7万円前後になる。
CX420は、CX535の撮影機能をそのままに、光学式手ブレ補正機能を搭載した。エントリー機ながら上位機同様の5.1chマイクを備えたほか、3.0型の液晶モニタを採用する。サイズは高さ59.5mm×幅57mm×奥行き119mmで、重量約195g。ボルドーブラウンとホワイトの2色を用意する。店頭想定価格は6万円前後。
全機種ともに記録メディアは内蔵メモリとメモリースティックマイクロとmicro SD/SDHC/SDXCカード(PJ800はメモリースティックPROデュオ、メモリスティックPRO-HGデュオ、メモリースティックXC-HGデュオ/SD、SDHC、SDXCカード)。AVCHDとMPEG-4 AVC/H.264形式での記録に対応し、本シリーズから2つの形式で同時記録ができるようになった。
高音質撮影にも考慮し、5.1chマイクをエントリーゾーンにおいても採用しているほか、音声がはっきり録音できる「プレミアムくっきり音声」機能を装備。加えて撮影者の音声のみを抑えた状態で撮影できる「マイボイスキャンセリング」を備え、運動会などで応援する声が大きく録音されてしまうといった状態を防げる。
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