ソニーは10月10日、X-Y方式のマイクやリニアPCM録音機能を備えた、新コンセプトのビデオカメラ「HDR-MV1」(MV1)を発表した。ミュージックビデオレコーダーとして販売する。発売は11月15日。店頭想定価格は3万円前後になる。
同社では、ライブ演奏や練習風景などを動画で撮影しているプロ、アマチュアミュージシャン層に着目。スマートフォンでは音が拾いにくい、ビデオカメラでは高音質録音ができないといった不満点を解消する製品としてMV1を商品化した。
本体には総画素1680万の1/2.3型「Exmor R CMOSセンサー」を搭載し、MP4形式で最大1920×1080ピクセル/30pの動画撮影が可能。音声記録は48kHz/128kbpsのMPEG-4 AAC-LCと48kHz/16bitのリニアPCMに対応する。
レンズ下に設置されたマイクは、前方の音がクリアに録音できるX-Y方式を採用。録音はAACとリニアPCMのほか、音のみを録音できるWAV形式での音声モードも用意している。
カールツァイス製のレンズは120度の広角撮影ができる単焦点タイプ。本体にはWi-Fiを備え、動画ファイルをYouTubeやFacebookなどに簡単にアップロードすることが可能。NFC対応のため、対応機器と組み合わせればワンタッチでの接続転送が可能だ。
サイズは高さ70.5mm×幅116.5mm×奥行き27mmで、重量約165g。外部音声入力端子を備えたほか、液晶モニタが自動でオフになる設定も設け、ライブ時の撮影などでも邪魔にならないとしている。画面上には録音状態が確認できるオーディオレベルメーターの表示も可能だ。記録メディアはメモリースティックマイクロとmicroSD/SDHC/SDXCカード。専用充電池で駆動し、約2時間10分の連続撮影ができる。
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