ソニーは1月15日、ビデオカメラ「ハンディカム」シリーズに、1.0型の大型Exmor R CMOSセンサを搭載した「FDR-AX100」(店頭想定価格:22万円前後)と「HDR-CX900」(同:15万円前後)を発表した。AX100は3840×2160ピクセルでの撮影ができる4Kビデオカメラになる。2モデルともに発売は3月14日。
ソニーでは2013年9月にハンディカム初の4Kビデオカメラ「FDR-AX1」(店頭想定価格:42万円前後/9月時点)を発表。AX100はAX1に比べ小型化したほか、店頭想定価格を22万円前後と大幅に引き下げた。
両機種ともに、撮像素子には大判の1.0型Exmor R CMOSセンサを採用。「Cyber-shot DSC-RX100M2」などに搭載されているCMOSセンサと同じサイズで、2000万画素の静止画と1420万画素の動画撮影ができる。
AX100は、民生用4K/HDフォーマット「XAVC S」記録に対応。3840×2160ピクセルで24p/30pの動画撮影ができ、最大ビットレートは60Mbps。AVCHDフォーマットでの記録にも対応しており、1920×1080ピクセルで60p/24p/60iの撮影ができる。最大ビットレートは28Mbpsになる。
CX900は、1920×1080ピクセルでの撮影ができるフルHDビデオカメラ。XAVC Sフォーマットにも対応し、最大ビットレート50MbpsでのフルHD動画撮影ができる。
いずれも記録メディアはメモリースティックPROデュオ/PRO-HGデュオ/XC-HGデュオとSD/SDHC/SDXCカード。XAVC Sフォーマットで撮影する際はSDXC(Class10)カードが必要になる。
レンズは新開発のカールツァイス「バリオ・ゾナーT*レンズ」を採用し、広角29mmから最大12倍の光学ズームを備える。独自の全画素超解像ズームを使えば、AX100で18倍、CX900で24倍のズーム撮影が可能だ。AX100では、4K画質で撮影し、再生時に本体液晶モニタをタッチすることで任意の画角がフルHDで切り出せる「フルHD切出し再生」ができる。
両機種ともにサイズは高さ83.5mm×幅81mm×196.5mmで、重量約790g。3.5型のタッチ式液晶モニタを備えたほか、有機ELを採用した「OLED Tru-Finder」も搭載する。
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