Gartnerによると、デスクトップとノートPCを含んだ世界PC出荷台数は7四半期連続で減少したという。ここ2年間、タブレットとスマートフォンがPCに取って代わるということが特に新興市場で起こっており、世界PC出荷台数の減少につながっている。しかし、Gartnerのアナリストである北川美佳子氏は、世界PC市場は底を打ったと主張する。
北川氏は米国時間1月9日、声明の中で、「2013年第4四半期、世界市場のPC出荷台数は減少を続けたが、われわれは、インストールベースの調整が鈍化するにつれて、米国などの市場は底を打ったとの印象を強めている。薄型で軽量の製品の価格下降がPCの買い換えを促進し始めており、2014年には、PC出荷台数が幾分増加する可能性がある」と述べた。
2013年通年の世界PC出荷台数は3億1590万台で、2012年から10%減少した。ベンダー別に見ると、LenovoがHewlett-Packard(HP)と入れ替わりで首位になり、Dellは3位を維持した。第4四半期、AcerとASUSはいずれも前年同期比で大幅な減少を記録した。両社はPCへの取り組みを縮小して、タブレットや「Chromebook」など、接続機能を備えたモバイルデバイスへの注力を強めている。
すべてのPCベンダーの中で、第4四半期の米国市場における前年同期比成長率が最も大きかったのはAppleで、新しい「MacBook」ノートブックがけん引した。「Macintosh」販売は、前年比28.5%増加し、市場シェア13.7%を獲得している。前年同期は9.9%だった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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