ソニーは、ラスベガスで開催中の2014 International CESの基調講演で「PlayStation Now」を発表した。そのわずか1時間後、展示会場ではこのストリーミングゲームサービスのデモが実施されていた。
発表の場では詳細についてほとんど語られなかったものの、ソニーの担当者はPlayStation Nowについていくつかの重要な事実を明確にしてくれた。
ソニーは自社ブースにおいて「The Last of Us」や「God of War: Ascension」「Puppeteer」「BEYOND: Two Souls」のデモを実施していたものの、利用可能になるゲームのラインアップはまだ公式に発表していない。また同社は、PlayStation Nowの利用に「PlayStation Plus」アカウントが必要になるかどうかも明らかにしていない。
ソニーのブースでは、同社のBRAVIAテレビとPlayStation Vitaを用いたPlayStation Nowのデモが行われていたため、筆者は「The Last of Us」と「God of War: Ascension」を少しの間プレイしてみた。総合的に見ると、レイテンシはほとんど気にならなかった。ゲームプレイの間、ちょっとした遅延を数回感じたものの、それ以外ではレスポンス面で問題を感じなかった。
画質の方はもう少し差が目立ち、観察力に優れたゲーマーであれば画質がソフトになっている点や、ブロックノイズの存在にすぐに気付くだろう。とは言うものの、レイテンシや画質に関するこういった点は、筆者にとってゲームにのめり込むうえでの「十分なレベル」をクリアできていたため、数分間プレイするだけですぐに気にならなくなった。
まとめるとこのサービスは、2012年にGaikaiを買収したソニーのストリーミングゲームに対する野望の展開として素晴らしいものだと言える。PlayStation Nowのサービス開始は2014年夏に予定されており、そのベータプログラムは米国で1月末から開始されることになっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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