Valveの「Steam Machine」はこれまでのところ、ベータ版が300台リリースされただけだ。だが、iFixitは1台を手に入れ、他の多くの機器に対してやってきたように、分解して中を調べることにした。
テレビを通じてリビングルームにPC用ゲームをもたらすことを目指しているSteam Machineは、iFixitの分解調査において、「修理しやすさ」で10段階中9の高評価を得た。「開けて作業できる設計」でも高評価を獲得しており、Steam Machineの部品を実際にアップグレードするのは容易だ。iFixitは、不満な点を1つだけ挙げ、「再び組み立てる時は、修理マニュアルがないと、ケーブルを正しく配線するのが難しい」と述べている。
ValveのSteam Machineは、キーボードやマウス用のPS/2ポート、USB 2.0ポートが2ポート、USB 3.0ポートが4ポートなど、ポートが豊富で、HDMI、Dual-link DVI、DisplayPortに対応している。iFixitが分解したSteam Machineは、1テラバイトのSeagate製ハイブリッドドライブ(SSHD)とZOTACのグラフィックカード「ZOTAC GeForce GTX 780」を内蔵していた。分解調査から、「Mini-ITX」規格のマザーボードと16Gバイトの「Crucial Ballistix Sport」RAMを搭載していることも分かった。
分解結果自体は注目に値するが、時が経てば大した意味を持たないかもしれない。Valveは、Steam Machineはベータ版であり、変更されることがあると折に触れて指摘してきた。また、ゲーマーに対しては、リビングルームでゲームを楽しむために、所有しているマシンにLinuxベースの独自OS「SteamOS」をインストールするよう促している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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