2014年のCES、自動車メーカー各社が自動運転技術を披露へ - (page 2)

Wayne Cunningham (CNET News) 翻訳校正: 編集部2013年12月25日 11時54分

 CES 2014にはトヨタ自動車も出展するものの、異なった方向からの取り組みとなっているようだ。同社は、複数車種の電気自動車(おそらくは2013年に入ってから発売された「RAV4 EV」も含まれる)を出展すると約束している。しかし出展の目玉は、同社が11月に「東京モーターショー」で発表した燃料電池車のコンセプトカーになるはずだ。こういったグリーンテクノロジにより、テクノロジ業界と自動車業界が連携する新たな道が示されている。

 すぐにでも実現できるアイデアとして、コネクテッドカー関連の開発があり、そういった自動車の多くがCES 2014に出展されるだろう。自動車メーカーは実際、われわれが依存しているスマートフォンの持つサービスを自動車のダッシュボードから安全に利用できるようにするために、他社との連携を強化しているのだ。


トヨタは、同社による最新の「Fuel Cell Vehicle Concept」をCESで披露する予定だ。
提供:Timothy Hornyak/CNET

 General Motors(GM)の関連会社であるOnStarは今回のCESで、新型の「Chevrolet Corvette」における最新のデータ駆動機能や、そういった機能を自動車内に統合する方法について説明する予定だ。また、米CNETが最近得た情報によると、OnStarは「App Shop」と呼ぶ、オーナーが有用だと感じたアプリを選択できるという車載機能について話すことにもなっているという。GMは2013年に入ってから、新モデルではOnStarが4G接続を採用することにより、車内でのアプリの利用性が向上すると発表していた。

 最近開催された「Los Angeles Auto Show」では、Audiが同社の「A3」の新型モデルに4G接続を採用すると発表していた。このためCES 2014では同モデルの接続機能のデモが見られるはずだ。

 マツダも、おそらくは新型「Mazda3」を展示するだろう。この同社によるコンパクトカーの最新モデルでは、ヘッドアップディスプレイシステムを搭載することもできる。またマツダのブースでは、同社のパートナーであるOpenCarが、自動車におけるアプリの統合や接続性を向上させるためのまったく新たなオープンスタンダードプラットフォームを発表する予定となっている。

 自動車部品メーカーVisteonは、LCDや投影技術を用いた、未来的なダッシュボードディスプレイを展示するとともに、ドライバーの視線や頭の動きに反応する運転席というコンセプトモデルも披露する予定だ。コネクテッドカーという分野で同社は、自動運転機能を含む新たなプロジェクトを発表するという。また同社は、このプロジェクトには欧州のある大手自動車メーカーが参加していることも示唆し、興味をかき立てた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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