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東大発のベンチャー企業SCHAFT、DARPA主催のロボコンで首位に

Tim Hornyak (Special to CNET News) 翻訳校正: 編集部2013年12月24日 15時21分
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 それは、20年前に登場した無骨な「Asimo」の試作機のように見えるかもしれない。しかし、日本の大学の卒業生らが製作した人型の災害救助ロボットは、先週末に開催された米国防総省主催の名誉あるロボットコンテストで圧倒的な勝利を収めた。

 東京を拠点とするSCHAFTは、「DARPA Robotics Challenge(DRC)」で32点満点中27点を獲得した。DRCは、原発事故などの災害救援活動を支援するためのロボットを対象に一連の課題を課すというもの。

 DRCはフロリダ州ホームステッドのマイアミスピードウェイで開催され、2位はフロリダを拠点とするIHMC Robotics、3位はカーネギーメロン大学のTartan Rescueチームだった。

 このコンテストに参加したチームのうち上位8チームが、米軍向けの技術開発機関である米国防高等研究計画局(DARPA)から最大100万ドルの資金提供を受けられることになっており、2014年に実施されるさらなる選考では賞金が200万ドルとなる。

 東京大学からスピンオフしたSCHAFTチームを率いるのは中西雄飛氏だ。同氏は2007年から東京大学情報システム工学研究室(JSK)で筋骨格系ヒューマノイド「小次郎」の開発を手がけたことで知られている。

 SCHAFTによる高さ5フィート(約152cm)、重さ209ポンド(約95kg)の二足歩行ロボットは、ドア開け、ホースつなぎ、壁の部分切り出しといったDARPAが設定した各種目で、安定した歩行と優れたトルク性能を発揮した。

 SCHAFTチームが失点したのは、突風でドアがロボットの手から離れてしまった場面と、既定のコースを無事走行した後、ロボットが車両から降車できなかった場面だ。

 SCHAFTは、Googleが最近買収したロボット関連企業数社のうちの1社だ。これらの企業には、Boston Dynamics(「BigDog」をはじめとする、生き物にヒントを得た一見不気味な軍用ロボットの開発元)なども含まれている。

 DRCを統括するGill Pratt氏は、DARPAの職員が2012年に日本を訪れた際、SCHAFTチームがこのコンテストに向けてロボット試作機3体を既に完成させていたことに触れ、同社の取り組みを称賛した。

 編集部注(2014年1月11日7:30):2011年に発生した福島第一原子力発電所事故の際に貢献した日本のロボットについて誤りの記述があったため削除しました。お詫び致します。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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