ソフトウェア大手のOracleは米国時間12月20日、マーケティングソフトウェアを手がけるResponsysを15億ドル(1株当たり27ドル)で買収すると発表した。
この金額は、Responsys株の19日終値である19.52ドルに38%のプレミアムを上乗せしたものだ。
カリフォルニア州サンブルーノを拠点とするResponsysは、電子メールキャンペーンやソーシャルキャンペーン、モバイルキャンペーンの展開においてマーケティングのエキスパートを支援するソフトウェアを開発している。Oracleによると、Responsysの取締役会は全会一致でこの買収契約を承認したという。
Lego、LinkedIn、United Healthcare、Southwest Airlinesなど、さまざまな業界で450社以上の企業が、売り上げを促進するためにResponsysを利用している。
Oracleの社長を務めるMark Hurd氏は、事前に準備したコメントで次のように述べた。「相補的技術を持つ一流企業同士を結びつけるというわれわれの戦略は、勝利を手にして世界の他のどのソフトウェア企業よりも最高マーケティング責任者(CMO)の役に立つというOracleの確約を示すものだ」
Responsysは、Oracleの「Eloqua」とともに「Oracle Marketing Cloud」の一部となる。Oracleは、今回の買収が完了したらOracle Marketing Cloudに「積極的に投資する」計画だと述べた。
買収は、2014年上半期に完了する見通しだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス