Oracleの2014会計年度第2四半期決算は予想を上回る内容だった。同社によると、SaaS契約が35%増加したという。新規ソフトウェアライセンスおよびクラウドサブスクリプションの売り上げは前年同期から1%増加し、同社のハードウェア事業は安定してきたようだ。
同社の第2四半期の売上高は前年同期比2%増の93億ドルで、利益は32億ドル(1株当たり利益は56セント)だった。非GAAPベースの1株当たり利益は69セントだった。
ウォール街は第2四半期決算について、非GAAPベースの1株当たり利益が67セント、売上高が横ばいの92億ドルと予想していた。
Oracleのプレジデント兼最高財務責任者(CFO)であるSafra Catz氏は第2四半期決算に「満足」しているが、同社は依然として発展の途上にある。そのことは、以下の数字に端的に表れている。
総合的に見ると、Oracleのハードウェア事業は過去の四半期に比べて安定しているようだ。そして、クラウド契約は増加した。Oracleはライセンシングからサブスクリプションへの移行を進める中で、売上高成長率の大幅な増加を示せるのか、ということが重要な問題だ。
ソフトウェアの売り上げが5%増加したことでキャッシュフローが促進された、とCatz氏は述べた。プレジデントのMark Hurd氏によると、第2四半期、「Exadata」「Exalogic」「Exalytics」の売り上げは2桁の成長を記録し、「SPARC SuperCluster」と「Big Data Appliance」は3桁の成長を達成したという。Hurd氏は、「ハードウェア製品は第3四半期に成長を示すとわれわれは予想している」と述べた。
一方、最高経営責任者(CEO)のLarry Ellison氏は、「Fusion Human Capital Management」と「Salesforce Automation」が最も急速に成長しているクラウド事業だと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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