サイボウズの子会社であるサイボウズスタートアップスは12月18日、複数のクラウドサービスのアカウント情報などを一括管理できるサービス「Cloudum(クラウダム)」の提供を開始した。月額料金は管理ユーザー数50人までで8000円から。
企業向けのクラウドサービスの登場によって、オフィス製品は「Microsoft Office365」、グループウェアは「cybozu.com」、メールサーバは「Google Apps」など、複数のサービスを組み合わせて利用する企業も増えてきている。その一方で、サービスごとにアカウント情報が異なるため、メンテナンス作業などの負担の増加が課題となっている企業も多いという。
Cloudumは、これらのアカウント情報を一括で管理できるサービス。企業は、Cloudumのアカウント情報をメンテナンスすることで、各クラウドサービスのアカウント情報の登録状態やライセンスの利用状態を把握できる。各システムへの自動登録や登録するためのデータ作成はすべてCloudumが行う。アカウント情報は、CSV登録と画面操作によってメンテナンスでき、変更登録の事前予約もできる。
また、CloudumではAIOS(自動項目最適化システム)を採用しているため、利用するクラウドサービスのシステムを選択するだけで、各システムに登録する項目を最適に管理する状態にできるという。サービス開始当初は、cybozu.com、Google Apps、Microsoft Office365、サイボウズスタートアップス 安否確認サービスの4つに対応する。
料金は、管理ユーザー数50人までが8000円、100人までが1万2000円、200人までが1万6000円、300人までが2万円、500人までが2万4000円、700人までが2万8000円、1000人までが3万2000円だが、cybozu.comや安否確認サービスを利用する企業は優待価格で提供する。
また、Cloudumに未対応のクラウドサービスや自社開発の独自システムを管理するためには、1システムあたり5万円のシステム登録費用が必要となるが、2014年8月末までは無料で提供するとしている。
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