Twitterは11月に実施した新規株式公開(IPO)以来、市場の注目を集めるためにさまざまな機能を順次展開してきている。こうした取り組みは実を結んでいるようだ。同社の株価は、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場した日以来の高値を記録した。
Twitter株価は米国時間12月9日、9.3%上昇して終値が49.14ドルとなった。同社の株価がこれほどの高値になったのは、IPO初日に26ドルから50.09ドルまで急騰したときだ。同日の終値は44.90ドルとなっている。同社の株価はここ数週間40ドル台前半で推移していた。
投資家らがTwitterに期待を寄せている理由の1つに、同社の新たな広告機能の1つが展開されているということがあるのかもしれない。同社は5日、「Tailored Audiences」プログラムを発表した。これにより企業は、自社のブランドに興味を示したことのある潜在顧客を対象とした広告展開が可能になるという。
同社はこのプログラム以外にも、テレビに関する会話をターゲティングする広告ツールや、フィーチャーフォンでTwitterを利用できるようにするサービス、マーケターがより容易にモバイルユーザーにリーチするためのツール群をリリースしてきている。
同社は今のところ利益を生み出していないため、新たな収入源を作り出すというプレッシャーがあるのは明らかだ。Twitterは広告機能を展開していくことでマーケターに価値をもたらし、それによって自社の広告収入を伸ばす手段を作り出そうとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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