ROUNDのスクリーンでの映画鑑賞やゲームプレイ、動画視聴はすべて完全に自然で、コンテンツに没入することができる。曲面スクリーンを見ているということは全く気にならないだろう。テストの1つで、Note 3とROUNDを横に並べて同じ動画を再生してみた。肉眼で見る限り、画質はほぼ同じに思えたが、ROUNDの動画の方が少しだけグレアが軽減されているように感じた。
「Temple Run 2」や「Fruit Ninja」といった多くのスワイプ操作が必要なゲームは、ディスプレイが曲がっていることの影響を全く受けないか、あるいは、少しだけ受けるようだ。筆者はTemple Runをプレイしたとき、スクリーンの傾斜部でのスワイプ操作が中心部ほど正確に認識されないという印象を持った。ただし、後でプレイしたときは、この問題に気がつかなかった。それは筆者が少し異なるROUNDのスクリーンのレイアウトに適応したからかもしれない。ランドスケープモードの「Riptide GP 2」をプレイしたときの体験は素晴らしかった。
ROUNDで文字を入力するときは、普段より少し多くの打ち間違いをしてしまうと感じるかもしれない。特にポートレートモードで使用しているときだ。ライトがついていないとき、筆者は容量性ボタンや一部の仮想キーを押し間違えてしまうことがあった。全く違う場所を押してしまったわけではないが、それらのキーやボタンは筆者の筋肉の記憶とは異なる位置にあった。幸い、慣れるのにそれほど時間はかからなかった。
ROUNDを平らなテーブルの上に置いた状態で左右の端を軽く叩くと、本体を揺らすことができる。この動きを利用して楽しいことができないのなら、こんな形状のスマートフォンを持つ意味があるだろうか。あらゆるソフトウェア機能を必ずテストするサムスンは、ROUNDだけのジェスチャーコントロールを2つ追加している。
最初に紹介する「Quick Glance」は、ユーザーがROUNDの端(左右どちらでもいい)を押さえたときに時間や日付、バッテリ残量、メッセージバッジなどの詳細情報を表示する。Quick Glanceは宣伝通りに機能するが、それほど効果的ではない。ブルーのライトが表示されて、詳細情報が表示されるまでに、本体を約3秒間押さえ続けなければならない。ROUNDを滑りやすい表面に置いている場合、端を押さえ続けようとするたびに、本体が表面を滑っていく可能性が高い。
時間を節約する手段としてのQuick Glanceは、実際には便利な機能というより小細工である。特に、電源/ロックボタンを1回押すだけで全く同じ詳細情報をより迅速に得られるからだ。もっといい方法を求めている人のために紹介すると、ほかの一部の競合Androidデバイスと同様に、スクリーンをダブルタップして詳細情報を表示させることも可能だ。
「Tilt-To-Play」(本体を傾けて音楽を再生)ミュージックコントロールは、それよりも効果的に機能する。ライブラリの音楽の再生中にスクリーンが暗くなったら、本体の右端を軽く叩いて、次の曲を再生することができる。左端を叩くと、1つ前の曲に戻る。この機能の問題は、音楽プレーヤーアプリとしか連携できないことだ。したがって、PandoraやSpotify、Googleのクラウド音楽システムから楽曲をストリーミング再生している場合、これらのジェスチャーショートカットは機能しない。
ROUNDの設定メニュー内にある「Controls」の「Motions」サブメニューから、これら2つを含む多くのアドオンを見つけることができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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