Facebook、Yahoo、Twitter、Googleなどの人気サービスから盗まれたアカウント情報を満載したオンラインデータベースが、研究チームにより発見された。
セキュリティ企業TrustwaveのSpiderLabsチームが、盗まれたユーザー名とパスワード158万件が入ったこのデータベースの存在を、12月3日付のブログで明らかにした。これらのログイン認証情報は、31万8121件がFacebookのアカウント、2万1708件がTwitterのアカウント、5万4437件がGoogle関連のアカウント、5万9549件がYahooのアカウントに関連するものだった。加えて、このデータベースには盗まれた電子メールのアカウント認証情報が約32万件含まれていた。このサーバーに残されていた被害アカウントの残りは、FTPのアカウント、リモートデスクトップの詳細、Secure Shell(SSH)などだった。
盗まれたデータの属性を見ると、最大のターゲットはオランダだったようだ。盗まれた情報の97%はオランダのユーザーのものであり、タイ、ドイツ、シンガポール、インドネシアと続いている。
これらのデータを集めた元凶は、「Pony Botnet Controller」と呼ばれている。このボットネットのバージョン1.9は、強力なスパイおよびキーロガー機能を持つマルウェアで、感染したユーザーがアプリケーションやインターネットサイトにアクセスした際に、パスワードとログイン情報を取得する。このボットネットは、CMSのコントロールパネルを通じて、ウェブサイト上に直接ビルドとホスティングが可能であり、さらにSQLデータベースへの接続によって、自動的に感染ユーザーから収集された情報が保存される。
今回の調査では、ウェブサイト利用者が使用しているパスワードに関する、恐ろしい実態も明らかになった。最も広く使われていたパスワードは順に、123456、123456789、1234、そして、ずばり「password」という単語だった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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