キヤノンは12月3日、ミラーレスカメラ「EOS M2」を12月中旬に発売すると発表した。2012年9月に発売した「EOS M」の後継モデルで、オートフォーカス(AF)性能を大幅に進化させた。新たに無線LAN機能を搭載しながら、体積は約8%小型化している。重さは262gから238gへと軽量化した。
AFは、撮影画面の縦横それぞれ約80%の広いエリアでコントラストAFと撮像面位相差AFの併用を可能にする「ハイブリッド CMOS AF II」を採用。これにより、従来機種に比べより広い測距エリアで、約2.3倍速いピント合わせが可能になったという。
APS-Cサイズ、約1800万画素のCMOSセンサと映像エンジンDIGIC 5を搭載する。「EOS Kiss X7」と同等だ。大型センサならではの高画質と最高約4.6コマ/秒の連写性能を実現した。最高ISO 12800(拡張ISO 25600)の常用ISO感度により、暗所でもノイズを抑えた撮影が可能としている。
Wi-Fi対応のスマートフォンから、静止画の撮影やカメラ内のメモリーカードに記録された静止画の取り込みなどのリモート操作が行える。新たにExif情報(回転、GPS、撮影日時)付きの画像を転送できるようになった。
一度の撮影でエフェクトあり/なしの写真が撮れる「エフェクトショット」や背景をぼかしたりくっきり写したりできる「ぼかしシミュレーション」、PCなしで撮影画像を好きな構図で切り出せる「トリミング」機能も備える。
キヤノンオンラインショップ価格は、EOS M2のボディ単体が6万4800円。EOS M2とEF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM、スピードライト 90EXをセットにした「EOS M2・EF-M18-55 IS STM レンズキット」が8万4800円。EOS M2・EF-M18-55 IS STM レンズキットに、EF-M22mm F2 STMとマウントアダプタ EF-EOS Mを加えた「EOS M2・ダブルレンズキット」が10万4800円。EOS M2・ダブルレンズキットにEF-M11-22mm F4-5.6 IS STMを加えた「EOS M2・トリプルレンズキット」が13万4800円となっている。
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