「LINE時代の2ちゃんねる」をうたうスマートフォン向け掲示板サービス。
「『こんな人と話したい』を強制的にかなえる」「山ほどコメントがくる」という点を意識したというこのサービスは、話したい相手を職業や年齢をもとに検索し、強制的に同じトピック(掲示板)に参加させることができる。また、投稿に対して評価がつけばつくほどに、設定されたレベルが上がり、投稿がより目立つ位置に表示されるという。トピックは時系列に並べて表示され、過去のトピックは流れていくのだという。
つながりのある人との「遊び」を提案、企画するサービス。まずはレジャー情報を紹介するメディアを立ち上げ、そこで紹介されたレジャーに興味を持ったユーザーに「行ってみたい」ボタンを押させるという。そしてボタンを押したユーザー同士で自動的にコミュニティを作成。イベントの調整機能などを提供する。
当初はタイアップ広告などでの収益化を図る。
mNoteは、調剤された医薬品の履歴などを確認できる「お薬手帳」をスマートフォン上で実現するアプリだ。当初は写真でスキャンして医薬品を登録していくが、将来的にはレセプトコンピュータと連携することで、医薬品や診療履歴などのデータを自動的に取り込む仕組みを導入する。また特定の時間に医薬品を飲むようにアラートを出すといった機能も備える。
ビジネスモデルは大きく2つ。処方された医薬品に対して、ジェネリック医薬品の広告を表示するほか、地域別の医薬品販売データを医薬品会社へ提供していく。
これまで農家は農協を通じた出荷か、オイシックスやらでぃっしゅぼーやのような個人向け販売かで農作物を販売していた。だが前者はローリスクローリターン、後者はすでに生産者間の競争が激しいという。
こういった状況に対して、農家と飲食店をマッチングするマーケットプレイスを提供するのがagrimateだ。政府が5年をめどに減反政策を廃止する意向を示したことなどから、ウェブで農作物を販売するというニーズの高まることを期待する。
GitHubを利用してコードを共有する際に起こるコードの「差し戻し」を防ぐためのツール。あらかじめデータベースにコーディングのルールを設定しておけば、専用のエディタでコーディングをした際に――たとえば「func」という略語を入力した際、「function」として表記すべきといったアラートを出すことで――“きれいなコード”にして、差し戻しを防ぐ。
不動産の個人間売買に向けたマーケットプレイスと、物件査定、売買事務サポートを一括で提供する。
不動産の個人売買市場は現在の約10兆円からさらに40兆円規模まで拡大すると見られているが、一方で日本の不動産売買には、仲介者が売り手側と買い手側の両者から手数料を取る「両手取引」が多いのが現状。これを解決するために、個人間の売買の場を作るという。
この中で見事優勝したのはエンジニア向けサービスを企画した萬野氏。2位には仲子氏のJob Crewが、3位には水谷氏のvividがそれぞれランクインした。
筆者は2日目のみの参加だったため、前日と比較しての成長度合いについては自らの目で判断することはできなかったが、メンターとなった起業家などからは、「(本戦は)良くできたプレゼンばかりに見えたかも知れないが、実は前日とはまったく違うものも多い」「起業家は深夜まで内容をブラッシュアップしていた」といった言葉を聞いた。
サイバーエージェント・ベンチャーズの田島氏は、総評で「レベルは高いが、『すごくおいしいごはんを用意しているお店なのに看板が分かりにくい。それではお店に入ってくれないのではないか?』というものが多かった」と語る。ウェブサイトであればユーザーがその入り口に来てくれなければ意味がない。そのために出す情報を広げる、もしくはあえて絞る必要性について語る。
加えて、サービスへの思いが強くなりすぎると、自身の世界感を出してしまって、ユーザーの思いとはずれることがあると指摘。ベンチャーキャピタリストがそういったずれを解消する役割としつつも、起業家にもその点を意識するよう促した。
また最後にインキュベイトファンドの和田氏は、「1泊2日で学びも多かったと思うが、長い目で見れば今日の順位を気にすることはない」とコメント。初日から2日目の本戦に向けて起業家らが経験した“変化率”こそが重要で、この変化率のまま成長していって欲しいと語った。
インキュベイトファンドでは、この後「フォローセッション」を2月末まで継続。起業家らを支援していく。
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