「Firefox」OS搭載端末を最初に開発したメーカーであるGeeksphoneが現地時間11月27日、「Revolution」という新しいハイエンドスマートフォンを発表した。
スペイン企業Geeksphoneは、価格、機能、出荷日、外観などの詳細を明らかにしなかった。しかし、Geeksphone Revolutionのウェブサイト上に記載されている「強力な心臓部を持つ製品」という文言からは、同社の初代モデルであるローエンドの「Keon」とミッドレンジの「Peak」よりも高速なプロセッサが搭載されていることが期待できる。
Geeksphone共同創設者のJavier Aguera氏は声明で、「性能が非常に高いことに誰もが驚くにちがいないとわれわれは確信している」と述べた。「また、非常に求めやすい価格になっている」(Aguera氏)
同スマートフォンではFirefox OSだけでなく、「Android」も動作するため、顧客はいずれかが搭載された製品を注文することができる。Geeksphoneは、Firefox OS搭載端末の提供を開始する前から、Android搭載端末を提供している。
「当初はAndroid端末の提供を目的としていたが、Geeksphoneには『Open Web』(端末)で得た経験があるため、ユーザーが2つのシステムのいずれかを選択できるようにしようと決めた」と同社は米CNETに語った。
正確には、Revolutionに搭載されているのはFirefox OSではなく、Mozillaがそのプロジェクト名として使用している「Boot2Gecko」ソフトウェアである。両者は同じものだが、名称が異なる。「Firefox OSというブランドは現在、通信事業者と関係のない独立系メーカーには提供されていない。このオプションが提供され次第、GeeksphoneはMozillaと連携する予定である」と同社は述べた。
28日には、Firefox OSを推進する第3の通信事業者としてTelenorが加わった。Telenorは、ノルウェーに拠点を置き、アジアや東欧においても事業を展開している。同社は既に承認されていたが、今回、Firefox搭載端末の販売を実際に開始した。
Telenor Digitalを率いるRolv-Erik Spilling氏は、「セルビア、ハンガリー、モンテネグロの当社顧客が、Firefox OS搭載携帯電話を使用できるようになり、クリスマスを前に高品質なインターネットを体験できることをうれしく思う」と述べた。
同社は、「Peak」のアップグレードモデル「Peak+」を開発中であるが、同端末はまだ出荷されていない。Peak+を予約済の顧客は無料でRevolutionに切り替えることができるとGeeksphoneは述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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