セガは11月28日、ニンテンドー3DS用ソフト「初音ミク Project mirai 2」を発売した。価格はパッケージ版が6279円、ダウンロード版が5600円。
本作は、2012年3月に発売された3DS用ソフト「初音ミク and Future Stars Project mirai」の続編となる、初音ミク主演の3Dリズムアクションゲーム。前作と同様に、CGモデルはグッドスマイルカンパニーのフィギュア「ねんどろいど」のデザインを採用している。
メインモードのひとつであるリズムゲームは、前作から見た目もゲーム性も一新。タッチペンで遊ぶタッチモードとボタンで遊ぶボタンモードの2モードが用意されている。新規収録楽曲26曲に加え、前作に収録された21曲もすべてを新しいシステムで再収録。
キャラクターの衣装を、他のコスチュームのボディだけを着せ替えることができる「服だけチェンジ」のほか、自分だけの振り付け(コレオ)を作ることができる「ダンススタジオ」、オリジナルのメロディを作ることができる「うたのお時間」などを搭載。それぞれのモードで作った振り付けやメロディをプロフィールカードに添付し、すれ違い通信やいつの間に通信で他のユーザーと交換が可能となり、通信機能を活用した遊びも増やしている。
本作の見どころとして、セガの大崎誠プロデューサーは「リズムゲームパートはもちろんですが、裏のテーマとして“ものを作る”というのがありますので、ほかに挙げるならコレオです。直感的に振り付けを付けることもできますし、ユーザーとの交換もできますので、そこも楽しんでほしいです」。高部元志ディレクターは「前作からも標ぼうしている妥協をしないPV作りです。ねんどろいどデザインがイメージするファンシーな雰囲気だけではなく、感動したい、笑いたいと思うユーザーさんが求めている感情を、素直に与えたいと思って制作しました」とそれぞれにコメント。
本作ではリズムゲーム以外にも楽しめるシステムを入れているが、同社のパズルゲーム「ぷよぷよ」とコラボしたミニゲーム「ぷよぷよ39(ミク)」も収録。連鎖やBGM、ボイスなどにオリジナルの演出がなされ、ローカル通信による対戦プレイも可能となっている。このモードの経緯について高部氏は「マイルームのなかで、ミクさんたちが生活しているところに介入していく感覚を出したくて、最初はボードゲームを入れようとしたんです。いろいろ試したなかで、ぷよぷよシリーズのプロデューサーが乗り気になって実現しました。ただ、そのまま入れるだけでは面白くないので、ボーカロイドキャラクターのネタをちりばめた、オンリーワンなミニゲームになっています」と説明した。
「前作の発売時には全くの白紙だった」(大崎氏)という本作が発売することが決まったのは、前作の反響や支持のおかげだという。「すぐに遊び尽くせないぐらいのボリュームがあります。長く遊べる作りになっています」(高部氏)、「たくさんの人に支えられてできたタイトルで、みなさんの思いが本作に詰まっています。体験版も配信されているので、ぜひ試してほしいです」(大崎氏)とそれぞれにアピールした。
なお、第一興商が展開するカラオケルーム「ビッグエコー」において、本作とコラボしたカラオケルームを設置。秋葉原駅前店に1ルーム、藤沢駅前店に3ルームを設置。いずれも2014年2月28日までの期間限定となっている。ゲームの収録曲になぞらえた3種類のノンアルコールのコラボドリンクを用意。注文1品につき、オリジナルコースター3種類の中からどれか1つをプレゼントするとしている。
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