ニュージーランドのデザインエンジニアであり、オークランドにあるマッセー大学の教授であるOlaf Diegel氏にとって、3Dプリンタで作成されたエレキギターとベースギターは目新しいものではない。Diegel氏は、自身が「ODD Guitars」と呼んでいる、華やかで手の込んだカスタム電子楽器の開発に2011年から取り組んできた。同氏はこの楽器のボディ作りに粉末焼結積層造形法(Selective Laser Sintering:SLS)プリンティングを使用している。
Diegel氏はさらに、マホガニーやメープル材のコア、木製のネック、チューニングペグ、ブリッジ、ピックアップ、コントロール類を取り付けて、完全に演奏可能な楽器に仕上げている。
これらのギターは、Diegel氏のウェブサイトを通じて入手可能だが、このほど、同氏のレパートリーに2種類の楽器が加わった。4種類の楽器は、ドイツのフランクフルトで12月3日~6日に開催されるEuroMoldデザインフェアのライブステージで、「3Dプリントバンド」(バンド名は変更される可能性もある)によって演奏される予定になっている。
ハニカムボティの「Hive B」ベースギターと「Steampunk」ギター(ボティに可動ギアを内蔵)に加わるのは、「Ladybug」キーボード(ヤマハの「P35」キーボードを3D印刷のシャーシで覆ったもの)と、「Atom」ドラムキット。こちらは、「Sonor Smart Force」キットのシェルを3D印刷のシェルに置き換えたものだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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