10代の若者たちがFacebookから遠ざかっているということはない。少なくとも、同社の最高執行責任者(COO)のSheryl Sandberg氏はそう語っている。
米国時間11月22日に公開されたAllThingsDとのインタビューで、Sandberg氏は、10代のユーザー層でFacebookの利用が減少しているという懸念に対して応じた。こうした懸念は、最高財務責任者(CFO)David Ebersman氏の発言を受けて数週間前に浮上したものだ。
Ebersman氏は、同社第3四半期決算発表の電話会議で「米国における若者のエンゲージメントに関するわれわれの分析によると、第2四半期から第3四半期における米国の10代の若者のFacebook利用は、全体的に見ると安定していたものの、デイリーユーザー数は、特に10代前半で減少した」と述べていた。
しかしSandberg氏は、Ebersman氏の発言に対する反応は「大げさなもの」であり、米国の10代の若者によるFacebook利用は安定していると断言した。
「米国の10代の若者の圧倒的多数はFacebookでつながっている。そして10代の若者の大半が、ほぼ毎日Facebookを利用している」(Sandberg氏)
Sandberg氏は、同ソーシャルネットワークが10年目を迎え、課題に直面していることを認めた。
「つまり、われわれは最新ではないということだ。そして、特にソーシャルネットワークの分野では、新しいほど輝きが増し、よりクールだ」と、Sandberg氏はAllThingsDに語った。
Facebookは、一番クールなものでも、最新のものでもなく、最も役に立つものになろうとしているとSandberg氏は語っている。さらに同氏は、10代の若者たちの使い方を見ると、Facebookは依然として彼らにとって便利なサイトであると付け加えた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス