モトローラ、「Moto G」を発表--低価格でも機能にこだわったスマートフォン

Charles McLellan (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2013年11月14日 08時41分

 Motorolaは、スマートフォンで同社と競合する企業に対する挑戦状として、「Moto G」を発表した。Moto Gは、同社が2012年にGoogleに買収されて以降、2機種目の端末となる。

 Moto Gの価格は、8Gバイトのストレージを搭載するSIMフリー端末の135ポンド(169ユーロ、179ドル)から。最近発売された「Nexus 5」(16Gバイト版で299ポンド、349ユーロ、349ドル)を主力製品とするGoogleの「Android」搭載端末ポートフォリオにおいては、エントリーレベルに相当する。

 Moto Gは、これからスマートフォンを使用するかもしれない、価格に敏感な多数のユーザーをターゲットとしており、4.5インチの720p HD画面、1.2GHzのクアッドコアプロセッサ「Snapdragon 400」、8Gバイトまたは16Gバイトの内蔵ストレージという堅実な仕様となっている。「純粋」な(他社による改変が加えられていない)「Android 4.3」(開発コード名「Jelly Bean」)を搭載するため、「Nexus」シリーズと同様にOSアップデートを適時に取得することができる。Motorolaは、最新版である「Android 4.4」(開発コード名「KitKat」)を2014年1月に提供することを約束している。消費者に対する訴求力を高める要素として、Moto Gには、取り外し可能な背面カバーが7色で提供されており、その他にも多様なフリップカバーなどのアクセサリ製品が用意されている。

 Moto Gは、1080×720ピクセル、329ppiという、Motorolaによると最高水準のスペックを備えた4.5インチディスプレイを搭載。同様に、1.2GHzのQualcomm製クアッドコアSoC、450MHzのGPU「Adreno 305」、1GバイトのRAMも、通常の低価格スマートフォンよりもワンランク上だ。内蔵ストレージは8Gバイト(179ドル)または16Gバイト(199ドル)で、50Gバイトの「Google Drive」のオンラインストレージが無料で2年間利用可能だ。


提供:Charles McLellan/ZDNet

 モバイルネットワーク接続は、クアッドバンドのGSMと3G(UMTS)に限定され、米国ではCDMAが利用可能だ。LTEはサポートしない。また、Wi-Fiも、「Moto X」のように最新の802.11ac規格には対応せず、802.11b/g/nのみに対応する。Bluetooth 4.0とGPSをサポートする(ただし、GLONASSはサポートしない)。

 Moto Gは143gで、130gのMoto Xよりも重いが、カーブした背面と控えめなデザインが、廉価版であることを感じさせない。バッテリは2070mAhで、「さまざまな使用状態で」最大24時間持続するとMotorolaは述べている。

 Moto Gは、一部の地域で直ちに発売開始された後、最終的には30カ国以上で発売される予定だ。


Moto Gを発表するMotorola Mobilityの最高経営責任者(CEO)、Dennis Woodside氏。ブラジルのサンパウロからロンドンに生中継した。
提供:Charles McLellan/ZDNet

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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