「Google Glass」の今回のアップデートには特筆すべき内容がある。具体的には、米国時間11月7日にリリースされた「XE11」アップデートによって、家に帰るための経路情報をより簡単に調べられるようになったのだ。
Googleが今回Google Glassに組み込んだ新たな音声コマンドによって、「OK, Glass, get directions to home(またはwork)(OK、Glass、自宅《または職場》への行き方を調べて)」と呼びかけると、現在位置から自宅(あるいは職場)までの道案内が表示されるようになる。この機能を利用するには、あらかじめ自宅や職場のある場所を「Google Maps」上に登録しておく必要がある。
カレンダー機能を呼び出す音声コマンドも改善された。「OK, Glass, Google my agenda(OK、Glass、私の予定を検索して)」や「OK, Glass, Google what I am doing next week(OK、Glass、来週の予定を検索して)」と呼びかけられるようになったのだ。この機能を利用するには、プライベート検索を有効にしておく必要がある。
さらに、このXE11アップデートでは、初めてGoogle Glassを使用するユーザーのために、セットアップに関する新たな体験が追加された。また、ユーザーの「Android」機器がGoogle Glassに接続されている場合、ワンタップでAndroid機器の通知ドロワーからスクリーンキャストが行えるようになった。タッチパッドの長押しでGoogle検索を起動する機能は削除された。Googleによると、この機能を削除した理由は、うっかり起動してしまうユーザーが多かったためだという。今回のアップデートからは、ディスプレイがオフになっている状態で、タッチパッドをゆっくり3回タップすることで検索を起動できるようになる。
さまざまなうわさが飛び交っている「Glassware」ストアや、アプリのサポートについては、現在のところまだうわさの域を出ていないものの、GoogleはGlasswareの開発を進めており、11月半ばにサンフランシスコでGlasswareハッカソンを開催する予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」