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音質とデザインの究極の両立を実現したヘッドホンブランド「ATOMIC FLOYD」--創業者に聞く“こだわり”

加納恵 (編集部)2013年11月11日 11時04分
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  • ATOMIC FLOYDのFounderであるJames Strong氏

 2008年に英国で誕生したヘッドホンブランド「ATOMIC FLOYD(アトミックフロイド)」。メタルハウジングやケブラー素材を用いた赤いケーブルは、高音質再生とともにクールな見た目を両立させている。大手電機メーカーを退職し、同社を立ち上げたFounderのJames Strong(ジェームズ・ストロング)氏に、音、デザインへのこだわりを聞いた。

開発に2年かけたこだわりのメタルハウジング

--ATOMIC FLOYDを立ち上げた経緯を教えて下さい。

 子供の頃から自分の会社を作りたいという思いがありました。以前フィリップスに勤めており、そこでヘッドホンの開発、製作や市場について学び、この市場にはプレミアムポジションが存在することに気づきました。

 当時、新規のヘッドホンブランドは低価格のモデルを投入するケースが多かったのですが、ここにスタイリッシュなデザインと高機能のヘッドホンを投入することでプレミアムポジションが生まれると思いました。ただし、デザインだけ、機能だけではだめで、両方をバランスよく提供できることがポイントでした。デザインも機能もバランスよく提供できるヘッドホンを作ろうと思い、立ち上げたのがATOMIC FLOYDです。

--当初からメタルハウジングを採用しようと考えていたのですが。

 開発を重ねるうち、メタル素材が非常に大切なことに気づきました。プラスチックはどうしてもハウジング部が厚くなってしまいます。メタルは薄く加工できますし、中の空間を大きくできる。薄くて広いハウジングが高音質再生に結びつくのです。またメタルは硬いので音が漏れにくいというメリットもあります。こうしたことからハウジング部にはメタルを使うことを決めました。

--ラインアップによって素材を変えるなど、プラスチックを使うことは考えなかったのですか。

 考えませんでした。メタルは耐久面でも優れています。ハイエンドなヘッドホンを買うのであれば、長く使って欲しい。製品寿命の面からもメタルは最適な素材でした。

 ただ納得のいくメタルハウジングを作るのはとても難しくて、初号機の開発には2年かかりました。現在使用しているメタル素材は1300度の高熱で10時間以上精錬したものです。この工程を経ることで、薄い壁をカーブさせることができ、ドライバの動きにパワーが増します。

 同様にケーブル部にもこだわりました。断線がしづらく、絡みにくいケブラー素材を用いています。このケーブルを採用することで、ケーブルに手や衣服が触れた時のノイズが低減できます。

 こうしたこだわりをベースに、現在ダイナミック型の「PowerJax」、2重フィルタ技術を採用した「HiDefDrum」、バランスドアーマチュア型の「MiniDarts」、バランスドアーマチュアとダイナミックドライバのハイブリッドモデル「SuperDarts」、イヤーフック式を採用した「AirJax」の5つのインナーイヤー型ヘッドホンをラインアップしています。

  • ハウジング部はすべてメタル素材で作られている

  • ケーブルにはケブラー素材を使用。マイク付きリモコンの強度も高いものを採用しているという

  • イヤーピースは、赤い部分が硬く、黒い部分が柔らかい素材を使用している

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