ブシロードは11月6日、都内にて「ブシロード7周年記念 7大プロジェクト発表会」と題した発表会を開催した。同社が7周年を迎える2014年に向けたさまざまな施策が発表され、そのなかには海外事業の拡充も含まれていた。
ブシロード代表取締役社長の木谷高明氏は、海外の売り上げについて、前期(2013年7月期)で約20億円の売り上げがあり、今期(2014年7月期)の計画では30億円、来期(2015年7月期)の目標を40億円に据え、最終的には4、5年後に100億円まで伸ばしたい意向を示した。同社ではすでにシンガポールと米国ロサンゼルスに現地法人を設立しているが、新たに英国にも2014年に設立することを発表。今後の展開についても、日本語、英語、スペイン語、中国語を世界4大言語と位置づけ、2015年までにカードゲームのスペイン語版、中国語版の展開を目指す。またすでにローカライズされている韓国語版とタイ語版に続き、他の言語版もライセンスによるローカライズをしていくという。
またブシロードグループとしても、2017年7月期の目標として海外売上高比率を35%、外国人社員比率を35%、ブシロード本社に外国人取締役の登用をそれぞれ目指すとし、カードゲームのみならずプロレスやその他のジャンルでも世界進出を狙っていくとしている。
スマートフォン向けゲームブランド「ブシモ」からは、新作として「しろくろJOKER」を発表。iOSとAndroid向けに2014年春に配信する予定。一国一城の主となって城下町を作るシミュレーションタイプのゲーム。位置情報にも対応しているという。開発はファイブスターズゲーム。
このほかリアルカードをオンラインで遊ぶハイブリッドTCGを提唱する「ファイブクロス」については、11月8日より発売を開始。オンラインサービスもスタートする。第1弾ブースターパックはアニメ「IS<インフィニット・ストラトス>」、「ファンタジスタドール」で、初回製造分は特製ボックス仕様となっている。価格は1パック5枚入りで370円、1ボックス16パック入りで5920円。今後ショップ大会や紹介番組のニコニコ生放送を行うとしている。
トレーディングカードゲームとして展開している「ヴァイスシュシュヴァルツ」においては、人気のブラウザゲーム「艦隊これくしょん」やアニメ「クレヨンしんちゃん」の参戦を発表。ほかにも「ログ・ホライズン」、「ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル」、「キルラキル」、「ニセコイ!」、「ソードアート・オンラインvol.2」、「初音ミク -Project DIVA- F 2nd」など、人気アニメやゲームから多様なラインアップで展開していく。
このほかテレビアニメ「熱風海陸ブシロード」が12月31日に3時間スペシャルとして放送されるほか、2014年5月24日と25日に横浜アリーナで開催する7周年記念イベント、児童向けカードゲーム「フューチャーカード バディファイト」の各種情報など、さまざまなコンテンツでの展開を次々に発表した。
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