Amazonの最高経営責任者(CEO)Jeff Bezos氏の夫人が、最近出版された同社の歴史を振り返る書籍に対し、Amazonならではのふさわしいやり方で不満を表明した。夫人はAmazonの商品紹介ページに掲載されたこの本のカスタマーレビューで、星1つの低評価を下したのだ。
自身も作家であるMacKenzie Bezos夫人は米国時間11月4日、「この本を好きになりたかったのに」というタイトルでレビューを投稿した。
The New York Times(NYT)が発見したこのレビューは、Bloomberg Businessweek記者のBrad Stone氏が書いたこの本について、その内容の正確さに疑問を呈している。
MacKenzie Bezos夫人はあるくだりを取り上げ、それが誤りであると指摘した。それはJeff Bezo氏が小説「日の名残り」を読んだ時期について書かれた部分だ。同氏が掲げる理想的なビジネス像の一部はこの小説から着想を得ている。Bezos夫人はさらに、おそらくAmazonの現職および元幹部と思われる2人のレビューにも言及している。この2つのレビューはこの本の内容に一部誤りがあるとしつつも、4つ星と3つ星の評価を与えていた。
MacKenzie Bezos夫人は自身のレビューに「この部分があくまで例外ならば問題にはならないだろう。しかし、そうではないのだ」と記し、次のように述べている。「どの部分についても私は自分の個人的な知識を元にして事実を確認することができるが、不正確な部分が多すぎて、残念なことにこの本のあらゆるエピソードに対して疑問符が付く。ほかの2人、すなわちJonathan Leblang氏とRick Dalzell氏のレビューと同じく、私にはこれらの多くの出来事について、直接体験して得た知識がある」
夫人はまた、自身の夫が目的達成のためには容赦せず、ときには無慈悲な態度をとる人物として描かれていることに嫌悪感を持ったようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス