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アップル製品から消えつつある光学ドライブ--最終段階間近の完全廃止 - (page 2)

Josh Lowensohn (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2013年11月05日 07時30分
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振り返ってみて分かること

 こういったことのメリットは明らかなように思える。MacBook Air以来、光学ドライブを捨てることは全体的に見て、薄型ですっきりとした端末へとつながってきた。2012年の「iMac」の新しいデザインは、最も劇的なものの1つだった。ドライブを取り去り、新しい製造テクノロジを用いたことで、かつては箱形だったマシンの大きさが40%も小さくなった。その側面は少しずつ薄くなっており、エッジ部分では5mmしかない。それは最新のMacBook Airの最も薄い部分に近い薄さだ。

 AppleのRetina Display搭載MacBook ProにはThunderbolt 2ポートが2つある。
AppleのRetina Display搭載MacBook ProにはThunderbolt 2ポートが2つある。
提供:Josh MIller/CNET

 同じことは新しいMac Proにも言える。Appleによると、以前の世代と比べて体積が8分の1になったという。そうした変化は、光学ドライブだけの話ではなくほかの部品にも及ぶ変化で、例えば、ハードドライブからフラッシュストレージへの変更や、空洞になった中央のコア部分に空気を引き込むように設計し直された冷却システムなどがある。初代MacBook Airと同じように、そうした変化によって値段は高くなっている。Mac Proは最低価格が2999ドルで、その上のハイエンドモデルは3999ドルだ。

 この新しいMac Proは、Appleが2008年に開始したがまだ完成を見ていない1つの方向性を示している。それは、ほとんど改造が不可能なAppleのノートブックに、将来的な拡張性を持たせるということだ。それはコンピューティングにとっては新しいことではないが、Appleが採用していたポートでは多少の制限があった。Firewire 800やExpressCardのような多くのポートはよりハイエンドの製品にしか搭載されず、消費者向けマシンでは段階的に廃止されていた。

 2011年にAppleが「Thunderbolt」を使い始めると、そうした状況は変化した。Thunderboltは、DisplayPortテクノロジとPCI Expressを組み合わせたテクノロジで、Intelと共同で開発したものだ。それによってポートの統一が進んだことでAppleは、コンピュータにインターネット接続、USB、視覚情報を供給するためにジャックを1つしか必要としない姉妹製品(現在では勢いがなくなってしまっている「Thunderbolt Display」)も作り出している。唯一足りないのはそのコンピュータを動かすのに十分な電力だが、それは将来的に、新しいチップやThunderboltの新バージョンによって変わる可能性がある。

 次世代テクノロジである「Thunderbolt 2」は、現在Mac ProとMacBook Proへの搭載が始まっており、さらなる高速化が約束されている。つまり光学ドライブが消え去る中で、ThunderboltはMacの世界で成功を収めている。しかしPCメーカーはUSB 3.0を選んでいる。

 結果的には、ドライブを取り去って端末を小型化したことが、Appleのビジネスのほかの部分の役に立ったことは明らかなようだ。端末とパッケージの両方を小型化したことで、Appleは一度により多くの製品を出荷できる。そうした小型化の結果、「iPhone」のような製品では(公平を期するために言えば、iPhoneに光学ドライブがついていたことはないが)、2007年に製造されたiPhoneと比べて、出荷できる箱の数が60%増加している。そうしたデバイスが大々的な発売時に航空機に積み込まれれば、大きな違いをもたらす。Bloombergの最近の報道によると、1回のフライトで24万2000ドルの費用がかかることがあるという。

 今も残る大きな疑問は、小型化のためにはほかに何を削減できるのか、ということだ。iPhoneや「iPad」のような製品は、キーボードやマウスパッドのように基本的なものを、1つの大きなスクリーンへと見事に再構成できることを証明した。もしかしたら同じくらい大きな飛躍が、Appleのコンピュータでも起こりうるかもしれない。

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提供:Josh Lowensohn/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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