リコーイメージングは10月25日、一度シャッターを切るだけで撮影者を取り囲む全天球イメージを撮影できる画像インプットデバイス「RICOH THETA(リコー・シータ)」を発売すると発表した。11月8日に販売する。リコーのオンラインショップ価格は4万4800円だ。
RICOH THETAは、独自開発の超小型二眼屈曲光学系を採用することにより、上下を含む全天球画像の撮影を可能にした。ビデオや撮影イメージは、専用ウェブサイト「theta360.com」に公開されている。
カメラを傾けた状態で撮影しても自動的に傾きを補正するため、撮影時の構えを気にする必要はないという。サイズは高さ129mm×幅42mm×奥行き22.8mmで、重さは約95gの小型、軽量だ。
内蔵メモリは約4Gバイトで、約1200枚撮影できる。SDカードスロットなどはない。電池寿命は200枚としている。
撮影した画像はWi-Fiを通じてスマートフォンに転送し、専用の無償アプリで閲覧できるほか、指先で画像のサイズや形、構図を変えて楽しめる。アプリのリモート撮影機能を使えば、離れた場所からも撮影できるという。
発売当初は、iPhone4SとiPhone5(ともにiOS6.0以上)、iPhone5s/5cに対応する。専用アプリRICOH THETA for iPhoneは、AppStoreからダウンロードできる。年末までに、Android搭載機種も対応開始予定としている。
なお、発売に先立ち、リコーイメージングのショールーム/ギャラリーでRICOH THETAを展示する。実機に触れられるチャンスだ。
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