日本でもナイキの活動量計「Nike+ FuelBand SE」登場--11月6日に一斉販売

 ナイキは10月21日、リストバンド型の活動量計「Nike+ FuelBand SE」を11月6日に発売すると発表した。「Nike+ FuelBand SE」は、10月15日に米国で発表された製品だ。日本、米国、欧州、カナダ、フランス、ドイツで同時に一斉販売される。

「Nike+ FuelBand SE」
「Nike+ FuelBand SE」

 初代「Nike+ FuelBand」は2012年1月に米国などで発表され、人気を集めた。日本国内でも販売されると噂されながら、結局これまで発売に至らなかった経緯がある。待ち望んでいた人にはようやく──という製品だろう。

 価格は1万5750円で、nike.com(オンラインストア)と店頭にて販売を開始する。10月25日からNike Harajuku、Nike Osaka Running、Nike Fukuokaおよびナイキストア吉祥寺にて店頭予約受け付けを開始する。予約は、予定数量(非公開)を受け付け次第、終了としている。発売に先駆け、11月1日から国内向けにオンラインストアを開設するという。

 なお、Nike+ FuelBandは、米国ではアップルストアでも販売しているが、日本国内におけるアップルストアの展開は明らかにされていない。

カラーは4色、防水性能も強化

バンドを脱着する部分がUSB端子になっている。そのままPCのUSBポートに差し込めば充電できる手軽さも魅力のひとつ
バンドを脱着する部分がUSB端子になっている。そのままPCのUSBポートに差し込めば充電できる手軽さも魅力のひとつ

 Nike+ FuelBand SEのカラーは「ブラック」「ボルト」「ピンクフォイル」「トータルクリムゾン」の4色をラインアップする。バンドの表面は黒で統一されているが、脱着部分のナイキマーク周辺と内側のカラーが異なる。

 見た目は初代と大きくは変わらないが、防水性を高めたという。LEDドットディスプレイを備え、運動量をリアルタイムで可視化できるのが特長だ。リストバンドの脱着部分はUSB端子になっており、そのままWindows PCかMacのUSBポートに差し込めば充電できる。Bluetooth 4.0に対応し、iPhoneのiOS向けの専用アプリと連携できる。スマートフォン向けアプリはiOS版のみで、Android版はない。

専用のiOSアプリ(無料)が用意されており、連携するとこれまでの記録を振り返ったり、ゴールを達成したときに祝ってくれたりする
専用のiOSアプリ(無料)が用意されており、連携するとこれまでの記録を振り返ったり、ゴールを達成したときに祝ってくれたりする

 運動量はナイキ独自の「NikeFuel」として測定する。性別や体型に基づいて測定されるカロリーとは異なり、同じ活動を同じポイントとして一定に加算する。

左の赤いところから、右側の緑(ゴール)までの道のりが一目で分かる
左の赤いところから、右側の緑(ゴール)までの道のりが一目で分かる

 1日の目標数値(NikeFuel)を設定しておくと、目標が近づくにつれてディスプレイの端のラインが赤から緑に変化する。ゴールまであとどのくらいかが一目で分かるため、「あともう少しだから階段を使おう」「一駅歩いて帰ろう」など、1日の目標を達成しやすくする工夫がされている。

 目標を達成すると「GOAL」と華やかにディスプレイが点灯するほか、アプリ上でも可愛いキャラクターが達成を祝ってくれるため、楽しみながら使える。また、さまざまな節目(マイルストーン)の達成を祝う機能も強化しているという。

友達の人数が多いほうが1日あたりの平均Fuelも高いという
友達の人数が多いほうが1日あたりの平均Fuelも高いという

 新たに1時間に5分以上アクティブに動くと「ACTIVE HOUR」として記録される機能や、睡眠、ゴルフ、サッカーなど日中の特定の行動を記録する「セッション」機能も用意される。ソーシャル機能「グループ」も強化し、友達とグループを作ってお互いを励まし合ったり、グループ共通のゴールに向けて協力したりできる。

 ナイキ デジタルスポーツ担当副社長のステファン・オランダー氏は、「Nike+のコミュニティと友達が何人いるかとFuelの数値には関係性がある」という。同社によれば、誰も友達がいない人は1日の平均Fuelが3137で、3人以上いる人は3531、11人以上いる人は3983と友達の数が多いほうが平均数値が高いと説明した。

動きが速すぎると測定できず?--内山選手が実演披露

左から、内山高志選手、ナイキジャパン ゼネラルマネージャーのカール・グリバート氏、安藤美姫選手、ナイキ デジタルスポーツ担当副社長のステファン・オランダー氏、為末大さん
左から、内山高志選手、ナイキジャパン ゼネラルマネージャーのカール・グリバート氏、安藤美姫選手、ナイキ デジタルスポーツ担当副社長のステファン・オランダー氏、為末大さん

 発表会には、ゲストとしてフィギュアスケートの安藤美姫選手、ボクシングの内山高志選手、元陸上競技選手の為末大さんが登場した。

 最近陸上トレーニングを取り入れているという安藤選手は、「こんなに動いていることが数字で実感できた」とコメント。為末さんは、「これまで距離数しか測ったことがなかったが、50Mで使っていたエネルギーとシャドーボクシングのパンチの運動量を比べられるのは面白い」と話した。

第1回目は速すぎたようで1分間でたったの7Fuelという結果に。2回目はゆっくり行った結果、46Fuelだった
第1回目は速すぎたようで1分間でたったの7Fuelという結果に。2回目はゆっくり行った結果、46Fuelだった

 内山選手はトライアルとして1分間のシャドーボクシングを披露した。「全力で」とリクエストされ、1分間の実演に応じた内山選手だったが、速すぎたためにきちんと測定されず、7Fuelという結果に。2度目はゆっくり行い、46Fuelとなった。なお、これまで、腕が動いていないと測定できなかったため、例えばヨガをする場合には不向きだったが、そういった点は改良されているという。

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