TV番組の放送翌日にストリーミング視聴できるサイトHuluが、予想されていた通り、同社の正式な最高経営責任者(CEO)にFOX取締役会の幹部Mike Hopkins氏を指名した。
Hopkins氏は、2008年からFox Networks Groupの配信担当プレジデントを務めるとともに、2011からはHuluのディレクターでもある。同氏は、長らくHuluの幹部を務め、同社を退職する予定のAndy Forssell氏の後任となる。3月から臨時CEOとしての任務を果たしてきたForssell氏は、Huluが設立された2007年からコンテンツおよび配信部門に従事してきた。
今回の動きに先立ち、Huluは同社売却の代わりにオーナー企業から7億5000万ドルの資金注入を受けており、Hopkins氏の採用により、同社はここ最近で最も安定した位置につくことになる。
自社の売却を試みる中、2012年の大半を先行き不透明な状況下で経営を続けてきたHuluだが、それ以前に上級幹部が次々と退職する事態にも直面していた。退職した幹部の中には、Huluの前CEOだったJason Kilar氏が含まれていた。
Fox Networksは、Huluのオーナー企業の1社である21st Century Foxの傘下である。オーナー企業にはこのほかに、Walt DisneyとComcast傘下のNBCUniversalがある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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