Facebookは米国時間10月16日、17歳以下の若者がFacebookを使い始めたときのプライバシーの初期設定を変更し、友達のみに投稿が共有されるように改めると発表した。
Facebookによれば、これまで、13~17歳のユーザーがFacebookを始めた場合、近況アップデート、写真、動画などの情報を共有できる範囲は、初期設定で「友達の友達」までの人となっていた。だが同社は、新規ユーザー向けの初期設定を1段階変更し、「友達」のみとすることにした。これはおそらく、不安を感じている保護者をなだめるための試みとみられる。
ただしFacebookでは、これら10代のユーザーについても、自分のプライバシー設定を自由に変えられるようにする予定だ。だが、公開設定にすることの意味を確実に理解してもらうため、この年代のユーザーが「公開」を選択し、知っている人だけでなく誰もが自分の投稿を見られるようにしようとした場合には、そのことが通知されるようにする。
プライバシー、あるいはプライバシーの欠如は、以前からFacebookにとって厄介な問題となっている。ユーザーからは、頻繁に変更され、わかりにくいことが多いFacebookのプライバシー設定について、たびたび強い非難が浴びせられている。また、10代の若者はオンライン上にある自分の情報について無頓着だという印象があるが、最近の報道では、若者もFacebookでの自分のプライバシーについて確かに懸念していることが伝えられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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