Microsoftは2014年4月に「Windows XP」のサポートを終了する予定だが、GoogleはXP向け「Chrome」をそれよりもさらに1年間長くサポートする予定だ。
Google Chromeのエンジニアリング担当ディレクターで公共安全を統括するMark Larson氏は米国時間10月16日のブログ投稿で、ChromeのXPユーザー向けサポートを2015月4月まで継続する予定だと述べた。つまり、XP上でChromeを使用するユーザーは引き続きアップデートやパッチの提供を受け、ブラウザの安全性を維持することができる。Larson氏が述べているように、マルウェアはパッチを当てていないブラウザの脆弱性を利用してコンピュータへと侵入することが多い。
Microsoftによる2014年4月のWindows XPサポート終了に伴い、リリースから現在で12年目の同OSとその組み込みアプリケーション(「Internet Explorer」など)には、それ以降はアップデートやセキュリティパッチが提供されない。Microsoftは以前から、「Windows 7」への移行をユーザーに求めている。しかし、多くの組織がまだWindows XPを使用しており、おそらくしばらくはそのまま使用し続けるものと思われる。
「われわれの目標は、この移行作業の間、XPユーザー向けにChromeをサポートすることだ」とLarson氏は述べた。「最も重要な点は、XP上のChromeが引き続き最新のセキュリティ修正によって自動的に更新され、マルウェアやフィッシング攻撃に対する保護を提供することだ」(Larson氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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