ニューヨーク証券取引所(NYSE)とNASDAQ証券取引所は、Twitterの新規株式公開(IPO)実施時に上場先に選ばれることを期待してきた。そして、TwitterはNYSEを勝者に選んだようだ。このニュースは、Twitterが米国時間10月15日に提出した最新のS-1書類で明らかになった。
このことは、投資家にとってはそれほど重要ではないが、MicrosoftやApple、Google、Facebookなど、テクノロジ分野の株式公開企業の大半が株式を上場しているNASDAQ証券取引所にとっては衝撃だ。
FacebookはNASDAQ証券取引所に上場しているが、同証券取引所では苦い経験もしている。実際に、上場初日には技術的障害で取引開始が遅れ、約5億ドルの損害が発生した。NASDAQ証券取引所はこのIPOでの不手際により、過失に関連する罰金として米証券取引委員会(SEC)に1000万ドルを支払うことになった。
Twitterは、IPOを実施して10億ドルの調達を目指すことを10月に入って発表した。IPOは早ければ11月15日にも実施される可能性があり、Twitterは「TWTR」というティッカーシンボルを使用する予定だとされている。
米CNETはTwitterにコメントを求めているが、本稿掲載時点で回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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