Microsoftは米国時間10月14日、「Windows Phone 8 Update 3」(8.0.10512)に含まれる機能の一覧を公表した。
Update 3は、非公式には「Windows Phone 8 GDR3」として知られていたものの正式名称である。Update 3については、最大5〜6インチのサイズまでの1080p HD画面をサポートすること、QualcommのクアッドコアARMプロセッサをサポートすること、新しいドライブモード、アプリをすばやく終了することのできるアプリ切り替えオプション、「Live Tile」を横方向に6つ表示できること(これまでは4つ)など、機能の多くがこれまでにリークされている。
またUpdate 3には、多くのもの(インスタントメッセージ、電子メール、音声メールなど)に対してカスタム着信音を使用する機能や、画面を縦向きまたは横向きのどちらかに固定する新しい回転ロックオプション、ストレージ管理の改善も加えられている。
Microsoftは9月末にUpdate 3を製造工程向けにリリースしたと同社関係者らは述べた。Microsoft幹部らによると、Update 3がプリロードされた新しいスマートフォンは今後数週間のうちに一般ユーザー向けに提供開始され、既存スマートフォンへのUpdate 3の提供は「今後数カ月以内」になるという。提供開始時期は、通信事業者と端末モデルによって異なると関係者らは述べた。
Microsoftは14日、「Windows Phone」開発者向けの新しい「Windows Phone Preview for Developers」も開始した。この新しいプレビュープログラムにより、Windows Phone愛好者の多くは、通信事業者による制約を受けることなく最新版を入手することができるようになる(ただし、同社が同プログラムをそのように正式にプロモーションしているわけではない)。
同プレビュープログラムによって開発者らは、Windows Phoneアップデートを一般ユーザー向け提供に先立ち入手できるようになる予定だ。これにより、開発者らは自分のアプリを新しくリリースされるバージョンの上で動作確認することができ、一般ユーザーがWindows Phoneに対するアップデートを正規ルートで入手する前に、自分のアプリに対するアップデートを「Store」に提供するための時間を確保することができるようになる。
開発者向けのプレビュープログラムに参加するには、「Dev Center」のアカウント、「App Studio」のアカウント、開発用に端末をロック解除(登録)することのいずれかが必要となる。
Microsoft関係者らは、Windows Phone 8 Update 3において新しいAPI(アプリケーションプログラミングインターフェース)は導入されていないため、今回のアップデートに対応するソフトウェア開発キットは提供されない予定であると述べた。Update 3のエミュレータイメージは、今後3週間以内のいずれかの時点まで提供されない予定であると関係者らは付け加えた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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