ボイスレコーダーとスキャンアプリで会議を振り返りやすくする「ArcNote」

アプリ名:ArcNote(Ver.1.5.0.34)
金額:無料(2013年10月9日時点)
カテゴリ:ビジネス
開発:ArcSoft, Inc
使用端末:LYNX 3D SH-03C
おすすめ度:★★★★☆

 会議の内容を記録するには、通常ボイスレコーダーを使って録音するだけ、ということが多い。しかしそれだけでは、会議中にホワイトボードに何が書かれていたか、どんな資料を使っていたかなどの記録は残らないので、内容を完全に思い出せないことはよくある。ならば、会議の内容を録音しながら、その時の状況を写真に収めておけば、振り返りやすくなるだろう。

  • 写真と音声を同時に保存できる「ArcNote」。まずは新しいノートを作成し、「Audio」ボタンを押して録音を開始する

 そうした行為を、1つのアプリで実現してしまおうというのが「ArcNote」である。これはボイスレコーダーと、ホワイトボードなどを撮影して見やすく加工するスキャンアプリを一体化し、音声と写真を同時に保存することで後から確認がしやすくなる。

 具体的な使い方は次の通りだ。まずは新しいノートを作成し、「Audio」ボタンを押して録音を開始する。その後、会議中に資料が配られたり、ホワイトボードに重要なことが書かれたりした時点で、「Camera」ボタンを用いてそれらを撮影する。後はこれを繰り返していけば、写真と音声が一体になったメモが完成し、内容を振り返りやすくなるのだ。

 撮影したホワイトボードなどの写真はそのまま閲覧するだけでなく、編集機能を用いて変形を修正してあたかも紙の資料であるかのように整え、さらに色合いなどを調整して見やすくできる。撮影した写真が多く、1つ1つの写真を修正するのは面倒だと感じた場合は、写真をまとめて修正するバッチ機能を活用すると楽になるだろう。ちなみにArcNoteには、撮影した写真を、PDFファイルに変換してまとめる機能も備わっている。

 ただ1つ気になるのは、会議中にスマートフォンで撮影するとなると、シャッター音がするので会議の進行に迷惑がかかってしまうこと。そうした時のために、ArcNoteにはシャッター音をオフにする設定も用意されているので、心配無用だ。会議だけでなく講演やプレゼンテーションなど、後から内容を振り返りたいイベントを保存しておくには、非常に便利なアプリといえる。

  • 会議やイベントの内容に応じて、公表された資料などを写真におさめていく

  • 撮影した写真を調整したい場合は、「Edit」ボタンを押して編集しよう

  • 写真の歪みや色合いなどは自動的に調整されるが、細かな調整を手動ですることももちろん可能だ

  • 撮影した写真にはさらに、説明用のタグを付けることで分かりやすくできる

  • 会議中の邪魔にならないよう、設定でカメラのシャッター音をオフにすることも可能だ

>>「ArcNote」のダウンロードはこちらから

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