ソニーは10月9日、4Kプロジェクタの新モデルとして「VPL-VW1100ES/VW500ES」を発表した。両機種ともにHDMI 2.0に対応し、4096×2160ピクセル/60p伝送に対応する。
ソニーでは、4Kプロジェクタ「VPL-VW1000ES」を2011年に発売。新モデルは、独自の4Kパネル「0.74型4K SXRD」を踏襲しながら、高機能化したVW1100と、低価格化したVW500ESの2モデルへと拡充した。
低価格化を実現したVW500ESは、VW1000ESで168万円だった価格を、半額となる84万円に設定。サイズも高さ195.3(VW1000ESは200)mm×幅495.6(同520)mm×奥行き463.6(同640)mmで、重量約14(同20)kgと、容積比で約33%のサイズダウンを実現した。中でも奥行きを大幅に削減することで、設置場所を拡大。背面に設置していた吸排気口も、背面は吸気口のみ、前面に排気口と吸気口を備えることで、壁に近い位置での設置が可能になったとしている。
新たに、色バランスのズレを自動で補正する「オートキャリブレーション機能」も装備。レンズ上の内部にカラーセンサを内蔵することで、ホワイトバランス、色域を自動て最適な状態に補正できるとしている。
VW1100ESは、VW1000ESにHDMI 2.0を追加したモデルだ。「Mastered in 4K」モードを新たに備え、オリジナル4Kマスターの画質を忠実に再現できるとしている。なお、Mastered in 4KモードはVW500ESにも搭載される。なお、ソニーでは、VW1000ESにもVW1100相当の機能が追加される有償アップデートを予定しており、価格や時期は未定としている。
両機種ともに別売の3Dメガネを使用すれば、3Dでの視聴が可能。今回からBluetoothによる無線方式を採用しているため、角度による受信制限なく、3D映像を視聴できる。
VW1100ESはガラスレンズ18枚、VW500ESはプラスチックレンズ1枚とガラスレンズ13枚をそれぞれ搭載。VW1100ESのみオートシャッターを設ける。
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