Twitterが目指す高み--Facebookとの比較で浮き彫りになる強みと課題 - (page 2)

Dan Farber (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2013年10月10日 07時30分
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 Twitterの特徴はツイートであり、よりリアルタイム性の高いメディアとしてFacebookとの差別化を図っている。

 ユーザーは当社のプラットフォームを利用して、ツイートをすばやく閲覧し、各ツイートに添付できるリンク、写真、メディア、そのほかのアプリケーションから、コンテンツをより深く調べることができる。その結果、スポーツイベントやテレビ番組のような計画されたものであれ、自然災害や政治革命のような想定外のものであれ、何らかの出来事が世界で起きたとき、それらの出来事のデジタル体験はTwitter上でリアルタイムに発生する。こうした出来事が進行している最中にも、人々は連絡を取り合って、強力な共有体験を作り出すことができる。

 Facebookはもっと多目的で、実名での登録を要求し、自らをインターネット全体の社会機構に近いものと考えている。

 ニュースソースとして見ると、TwitterはCNNとTMZ、ESPNを1つにまとめたようなもので、気の利いたツイートを作成しようと努力する1億人の日間アクティブユーザーによってキュレーションが行われている。世界的なイベント、エンターテインメント、スポーツに関する重要なニュースが発生したとき、デジタルニュースの愛好家たちがアクセスするのがTwitterだ。Twitterは、主要なニュース機関やイベントの第2の画面でもある。例えば、TwitterはNFLと提携して、ほぼ瞬時の動画リプレイ、試合後のハイライト、分析、ニュース、ファンタジーフットボールのアドバイスを含む「Promoted Tweet」を配信している。

Twitter(左)とFacebook(右)のニュースフィードのコンテンツ「カード」構造はよく似ている。
Twitter(左)とFacebook(右)のニュースフィードのコンテンツ「カード」構造はよく似ている。
提供:Twitter/Facebook screenshots

 しかし、Pew Centerの調査結果によると、インターネットを利用する米国の成人のうち、Facebookを利用している人の割合は約70%だが、Twitterは約18%に過ぎないという。幸い、18歳~29歳のインターネットユーザーに限定すると、30%が現在Twitterを利用している。

 Twitterの幹部陣は、Facebookと同じ規模に成長するのは困難だということを理解している。2013年6月30日までの12カ月間で、Twitterのユーザーベースは約30%拡大した。Twitterより歴史の長いFacebookは、2012年5月からユーザーベースを24%拡大させている。Twitterの成長の大部分は米国外からもたらされたもので、2013年6月30日までの3カ月間、平均月間アクティブユーザー数に米国在住のユーザーが占めた割合はわずか23%だった。その期間中、それらの米国ユーザーはTwitterの広告売上高の75%をもたらした。

 Twitterの最大のリスクは、比較的速いペースでの成長を持続できなくなる可能性だ。同社はS-1申請書の中で、とりわけ新市場と新興市場にユーザーベース拡大の大きな機会があると述べている。中国はFacebookにとってもTwitterにとっても問題の種となっている。既存のソーシャルネットワークが既に深く根を下ろしているからだ。製品開発については、Twitterは「新しいテクノロジの構築と買収によって、自社の製品とサービスの開発と改善に取り組み、Twitterプラットフォームを世界中の人々にとって、より価値があり、より利用しやすいものにする」としている。

 IPOで得られる10億ドルの新たな運転資金、聡明な幹部陣、そしてTwitterの革命に参加すべき理由を多くの人に与えるための継続的な取り組みを考えると、Twitterは今後も成長し続けるはずだ。しかし、街の広場から高層ビルへ引っ越す方法を考え出すまでは、大手の放送ネットワークではなく、ケーブルチャンネルのままだろう。

Twitterは米国人口の約15%、米国を除く世界人口の2.5%を獲得している。
Twitterは米国人口の約15%、米国を除く世界人口の2.5%を獲得している。
提供:Twitter S-1

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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