最先端IT・エレクトロニクス総合展の「CEATEC JAPAN 2013」が、千葉の幕張メッセで開幕した。10月1~5日まで開催され、1日は招待日、2~4日は公開日、10月5日は無料公開日となる。
出展者数は587社/団体(2012年は624社/団体)で、小間数は2339小間(同2288小間)。「Smart Innovation-明日の暮らしと社会を創る技術力」を開催テーマに、4K、8K高精細テレビからスマートデバイス、スマートモビリティなどが展示されている。
会場内は次世代映像技術、無線通信をはじめとする技術、製品、サービスが出展される「ライフ&ソサエティステージ」、日本発、世界最先端の電子部品・デバイスを紹介する「キーテクノロジーステージ」に分けられ、それぞれの分野の最新テクノロジーや製品が展示されている。
次世代映像技術は、なんといっても4K、8Kテレビに注目だ。各社秋から冬にかけて発売される最新ラインアップが展示されているほか、参考出品モデルも登場している。家電量販店などの店頭に並ぶには、もう少し時間のかかるモデルも展示されているので、ぜひチェックしたい。
また、NHK/JEITAブースでは「テレビの進化を体感!」として9月にサービスをスタートした「NHK Hybridcast」の展示も実施。最新のテレビサービスが見られる貴重な機会だ。
ウェアラブル機器も注目を集めるアイテムの一つだ。中でもNTTドコモが出展したメガネ型ウェアラブルデバイス「インテリジェントグラス」は、動画コンテンツが試聴できるほか、顔認識や文字認識ができるという新しいガジェット。端末を通して見ている視界に表示される仮想のアイコンやキャラクターなどを現実に動かすような不思議な感覚も体験できるとしている。
一方「ライフスタイルイノベーション2013」では、トヨタ自動車、本田技研工業、日産自動車といった自動車メーカーがブースを連ねる。トヨタ自動車では、超小型電気自動車(EV)「TOYOTA i-ROAD」、日産自動車では自動運転技術のデモンストレーションを公開している。
このほか、近距離無線転送技術の「TransferJet」、無接点充電「Qi」を推進する「ワイヤレスパワーコンソーシアム」といった技術や最新機器も展示されている。また東芝、ソニーから新製品が登場した次世代コンテンツ保護技術SeeQVault規格も独自のブースが出展されており、技術説明などが行われている。
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