アイ・オー・データ機器は10月1日、直販サイト限定モデルのNAS「RockDisk Next」をバージョンアップすると発表した。DSDオーディオファイルのDLNA配信機能が実装される。
RockDisk Nextは、同社の直販サイト「アイオープラザ」限定で、2012年11月から販売している「挑戦者」ブランドモデル。PCやスマートフォンなどからインターネットを介して、いつでもアクセスができる。
本体はアルミケース放熱によるファンレスで、1.5mm厚のアルミシャーシを採用。高速、低ノイズのインターフェース基板を使用するなど、高音質設計を施していることが特長だ。
今回はその高音質設計部分をいかし、ファームウェアアップデートを実施することでDSD対応を実現。10月1日からベータ版のファームウェアを配布し、今秋には正式版をリリースする予定だ。すでにRockDisk Nextを使用しているユーザーもファームアップデートすることで、DSD対応へとバージョンアップされる。アップデートは無料。通常は自動アップデートになるが、ベータ版のみ手動でのアップデートが必要になる。
DSD対応バージョンアップは、ソニーでAVアンプなどを手がける主幹技師金井隆氏とのコラボレーションにより実現したもの。金井氏自身がRockDisk Nextを試聴用機材として使用しており、DSD対応をリクエストしたことから、ファームアップデートに至った。金井氏は、ソニーストアで実施されたAVアンプの試聴イベントでも使用しており、RockDisk Nextを「高音質なNAS」と評価している。
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