オンラインのニュースマガジンアプリを手がけるFlipboardが8億ドルという企業価値評価を受け、5000万ドルを調達したという。AllThingsDが報じた。この評価額はThe New York Timesの時価総額である17億5000万ドルのほぼ50%に相当する。
Flipboardは独自のコンテンツを生み出すのではなく、インターネットからすべてのテキストや写真、動画を収集している。
この件に関して詳しい複数の情報筋によると、FlipboardはRizvi Traverse ManagementとGoldman Sachsによる資金調達ラウンドで、5000万ドルの資金を新たに調達したという。また、これらの情報筋によると、Kleiner Perkins Caufield & ByersやIndex Venturesといったベンチャーキャピタル企業を含む既存の投資家たちも投資に参加する一方、Insight Venture Partnersはさらに大きく投資しようとしているという。
Flipboardが最後に資金調達を行ったのは2011年の半ばであり、その時には2億ドルの評価額で5000万ドルを調達した。また、これに先立つ最初のラウンドでは1050万ドルを調達していた。
Flipboardの評価額は、自らでメディアコンテンツを生み出さないという、シリコンバレーのメディア企業に対する評価の一例と言える。Flipboardのアプリは、ユーザーのソーシャルネットワークによって推薦されたコンテンツを収集するものであり、同アプリ上に広告を表示することで収益を得るようになっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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