BlackBerryが株式非公開化を目指している。
BlackBerryは米国時間9月23日、Fairfax Financial Holdingsが統括する企業連合の買収案に基本合意したと述べた。同グループは同社を47億ドルと評価しているという。この買収案では、1株あたり現金9ドルが株主らに支払われる。本記事執筆時点の同社株価8.23ドルよりもやや高い金額になっている。
この買収によって、同社は先行きがかなり不透明な状態から抜け出すことになる。同社は20日、消費者向けスマートフォン市場からの撤退を検討していることから第2会計四半期には約10億ドルの損失を計上する可能性があると警告した。同市場の開拓に貢献したのは同社だった。
Fairfaxは、BlackBerryの株式10%を保有している。同企業連合は11月4日までに、同社の財務状態に関するデューデリジェンスを実施する。その期間、BlackBerryには他の買収先を検討する権利がある。
Fairfaxは、BlackBerryにまだ将来性があると考えている。Fairfaxの最高経営責任者(CEO)を務めるPrem Watsa氏は声明で次のように述べた。
われわれはこの買収が、BlackBerry、その顧客、通信事業者、従業員にとって、非公開企業としての期待あふれる新しい幕開けになると考えている。われわれは、株主に対して直ちに価値を提供することができ、また、世界中のBlackBerry顧客に卓越した安全性に優れたエンタープライズソリューションを提供することに主眼を置き、非公開企業としての長期的な戦略の実施を続けていく。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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