BlackBerryは現地時間9月18日、「BlackBerry Z30」を発表した。5インチのディスプレイとステレオスピーカー、大容量化したバッテリ、同社のOS「BlackBerry 10」最新版の搭載を特徴とする新モデルだ。
Z30は、開発中には「BlackBerry A10」と呼ばれ、最高経営責任者(CEO)のThorsten Heins氏もその存在をほのめかしていた。Z30は同社にとって最新のフラッグシップ機であり、「BlackBerry Z10」および「BlackBerry Q10」よりも上のランクに位置づけられる。
BlackBerryは、サムスン電子と同社の「GALAXY Note」シリーズが開拓した大画面化のトレンドにヒントを得ているようだ。Z30は、5インチのSuper AMOLEDディスプレイのほか、1.7GHzプロセッサやクアッドコアのグラフィックスといった「最高クラスの部品」が採用されている。また、バッテリも2880mAhと大容量化した。これは、BlackBerry端末に搭載されたものの中では過去最大で、さまざまな機能を利用しても25時間使えるという。
そのほかにも、ステレオスピーカーと「Paratek Antenna」技術が新たに加わった。後者のアンテナ技術は、受信を動的に調整し、電波が弱いエリアでの接続を改善するというものだ。
ソフトウェア面では、Z30には「BlackBerry 10.2」が搭載される。具体的には、「BlackBerry Hub」が機能強化されて指定した連絡先やメッセージの優先表示が可能になったほか、「BlackBerry Messenger」の通知システムが新しくなっている。また、ロック画面にアイコンを置くことができるようになり、メッセージと通知へのアクセスが改善されている。このBlackBerry 10.2は、既存のBlackBerry端末には10月中旬から提供される予定だ。
Z30は、来週以降、英国と中東の一部の通信事業者と小売店で発売される。ほかの地域では、ホリデーシーズン前の登場となる予定だ。関係者によると、カナダの複数の通信事業者が、発売日を「近く」発表するという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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