BlackBerryの最高経営責任者(CEO)を務めるThorsten Heins氏は、タブレットのファンではない。
Heins氏は米国時間4月29日、Bloombergとのインタビューの中で、タブレットの必要性を疑問視した。
Heins氏はBloombergに対し、「私の考えでは、5年後にはもうタブレットを持つ理由がなくなっているだろう」と述べた。
BlackBerryとしてはこれは大胆な発言だ。同社にはもちろん、一度だけ「BlackBerry PlayBook」タブレットに取り組んだ歴史がある。PlayBookは、中核となるBlackBerryメールアプリおよびメッセージングアプリなしで登場して大失敗し、今ではどちらかと言えばバーゲン対象の製品と考えられている。
それでも、アップデートされた新OS「BlackBerry 10」を搭載するPlayBook後継機を待ち望む、BlackBerryの忠実なファンもいる。だが、Heins氏はどうやら、こうした期待に水を差したようだ。同氏は以前に、採算がとれないならタブレットを製造しないと述べており、Bloombergに対してもその主張を繰り返した。同氏はさらに、タブレット事業は参入するのに良い事業だと思わないと述べた。
BlackBerryはその後、Heins氏の発言に関して次のような声明を出した。
Heinsの昨日のコメントは、モバイルコンピューティング全体の未来、およびBlackBerry 10のようなプラットフォームが持つ可能性に関して、自身がこれまでに述べたコメントに沿うものだ。われわれはタブレット戦略を引き続き評価するが、短期的には変更しない。PlayBookの戦略について情報があれば、お知らせするつもりだ
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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