クエリーアイは9月19日、アプリのマーケティング分析システム「QuerySeeker Analyze」の顧客向けに「アラート」「QuerySeeker アプリ」「1 min」(ワンミニ)の3つの新サービスを追加すると発表した。10月1日よりスタートする。
QuerySeeker Analyzeは、App StoreやGoogle Play、Amazonといったストアのランキング情報とTwitter、ウェブ記事といった口コミ情報をもとに、データベースを関連づけて分析できるウェブサービスだ。アプリの開発者や代理店などに役立つ。
今回新たに追加するアラートは、予期せずランキングが急に上下し始めた時を察知し、メールかQuerySeeker アプリへ通知する機能だ。情報をもとに、状況に応じたプロモーションを行なったり、急激な下落が起きた場合に素早く手当をしたりして、さらなるダウンロードの増加や収益拡大の後押しができる。自社のアプリだけでなく、競合となるアプリの動きもリアルタイムに捉えることが可能だ。追加料金は不要。
QuerySeeker アプリは、iOS対応のネイティブアプリだ。クエリーアイが提供するソースコードをもとに契約社内で構築し、社内担当者の端末などで利用できる。外部モニタ表示機能を搭載しており、Apple TVなどと組み合わせれば、事務所フロアの大型テレビなどに自社アプリの状況を常時表示しておける。1端末に最大10アプリが登録でき、アラート通知は速報として割り込み表示し、注意喚起の警告を発するとしている。追加料金は不要。
また、有料のオプションとして、従来1時間単位で情報配信を行っていたApp Storeのランキングデータを1分単位で配信するサービス1 minを開始する。
App Storeでは小刻みな状況変化が起きているという。早期に発見すると同時に変化のタイミングを知ることができ、プロモーション施策がダウンロード増加に反映されてくる時間差や量を測れるとしている。対象となるのは日本市場のApp Storeのみで、料金は初期費用が40万円で月額21万円。標準サービスのオプションとなる。
なお、このQuerySeeker Analyzeと一連のサービスは、同日からスタートする東京ゲームショウ2013で展示している。
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