Dell共同創業者のMichael Dell氏とパートナーの投資会社Silver Lake Partnersは米国時間9月12日、Dellの株式非公開化に必要な票を確保した。
Dellの株主は12日午前、Dell氏に株式を売却して同社を非公開化すべきかについて投票を実施し、予想通り賛成多数となった。上場からの離脱を決めるまでには複数の障害があり時間がかかったが、Dell氏はついに買収を確実なものとしたようだ。
買収の条件に従い、Dell氏とSilver Lake Partnersは、両者が保有していない残りの全株式について、総額250億ドルで買収を開始する。250億ドルの内訳は、株式の買取価格が1株当たり13.75ドル、特別配当が1株当たり13セント。Dell氏の当初の提示額は1株当たり13.65ドルだった。
Dell氏にとって最大の競争相手だったCarl Icahn氏がDellを別の方向へ導くことを断念したため、勝利への道はこの日で保証されたも同然だ。Icahn氏は9日、株主に代替案を提示する計画を断念したと発表し、自分が勝利するのは「不可能」だとした。
Dell氏は今回の投票に関する声明で、株主投票に「満足している」と述べ、Dellは投票により「顧客への奉仕」に向けて前進できるとした。
Dellは会計年度第3四半期末までに取引完了を見込んでいる。規制当局の承認を得ることが最初の関門となる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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