Appleが「iPhone 5s」向けに新プロセッサを公開した。同プロセッサにより、同社携帯端末と健康およびフィットネスアプリとのインタラクションを向上させることを目指している。
AppleのPhill Schiller氏によって米国時間9月10日に発表された「M7」は、同社が「モーションコプロセッサ」と呼ぶものだ。同プロセッサは加速度計、コンパス、ジャイロスコープを通じてモーションデータを継続的に計測するもので、これによりAppleの標準プロセッサ「A7」の負荷を軽減させている。
Schiller氏によると、同コプロセッサは、ユーザーがじっとしている状態なのか、歩行中あるいは運転中なのかどうかを判断したり、健康およびフィットネスアプリで利用してユーザーの動きを解析することができるという。Schiller氏はまた、このコプロセッサを利用する「Nike+ Move」という新たなアプリも発表した。
上記以外、Appleは今のところ、iPhone 5sに搭載されたコプロセッサについて、どのような用途に使われる可能性があるのかを具体的に説明していない。Schiller氏は、今後数カ月で同コプロセッサを使用するフィットネスおよび健康アプリがさらに増えていくと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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