デジタルガレージグループのベリトランスは、中小ECサイト向けにオンライン決済サービス「VeriTrans Air(ベリトランス エアー)」を8月28日より展開している。
VeriTrans Airは、オンラインでユーザー登録をし、ECサイトにコードを組み込むめば導入できる中小ECサイト向けのオンライン決済サービス。審査を含め、申し込みから運用開始まで最短1週間となっている。クレジットカード決済とコンビニ決済に対応し、購入者(エンドユーザー)決済画面は、日本語、英語、中国語の3カ国語に対応する。「販売チャネルやサポートを限定するものの、セキュリティや品質を落として廉価版を出すわけではない」(ベリトランス代表取締役執行役員CEOの沖田貴史氏)
入金サイクルは、月に一度、または二度の自動振込と、必要な額を事業者自身が選択し、最短3営業日での振込が可能な手動振込が選択できる。このほか、決済完了画面にユーザー向けに最適化された広告を表示するベリトランス独自の決済連動型広告「trAd」を用意する。決済画面でブラウザを遷移する「リンク型」のサービスとなる。
利用料金は、初期費用が3万円、手数料一律3.9%で、月額費用やトランザクション費用は発生しない。また、11月末まで、先着1000社を対象にした、初期費用無料、決済手数料3.4%とする発売キャンペーンも実施中だ。
ベリトランスでは、低価格かつ高品質のサービスを実現するために、VeriTrans Airの開発、提供において、「リバース・イノベーション戦略」を導入したとしている。リバース・イノベーションとは、新興国向けに機能などをシンプルにした商品やサービスを、新興国だけでなく先進国にも展開すること。VeriTrans Airでは、ベリトランスインドネシアのエンジニアリングチームが中心となって開発を進め、逆輸入という形で日本展開する戦略を採ったという。
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