米国電気電子学会(IEEE)によると、2025年までに、走行中の車の60%がインターネットに接続されている見通しだという。
IEEEが米国時間8月30日に発表した声明によると、インターネット接続機能によって、自動車の安全機能の向上と自律走行車の改良が促進されるが、同時にソフトウェアによるハッキングも受けやすくなるという。
IEEE会員のJeffrey Miller氏は声明で、車両にBluetoothやモバイル機器との通信機能を装備することで、コネクテッドカー技術を実現している自動車メーカーは既に複数存在すると指摘している。
「コネクテッドカーの広範な普及は、消費者に対して、自分が運転する車をもう1つのデバイスとして扱うことを可能にする。将来的には、モバイルOSをホスティングしたり、無線プロバイダーからデータパッケージを購入したりすることが普通に行われるようになるだろう」(Miller氏)
インターネット接続自動車は、人々のコミュニケーションと車両間の通信をサポートする技術であることから、ドライバーの安全性や利便性の向上につながると考えられる。
自動車は車両間の通信機能を通じて、より短い車間距離での高速走行や、悪天候や高速道路の渋滞を自動的に迂回したりすることが可能だ、とIEEE会員でドイツのカールスルーエ工科大学の教授であるChristoph Stiller氏は声明で指摘している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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