新たな報道によると、The Wall Street Journal(WSJ)記者のWalt Mossberg氏とKara Swisher氏が共同編集者を務めるテクノロジ情報サイトのAll Things Digitalが、WSJの親会社であるDow Jonesとの関係を見直しているという。
FortuneのJP Mangalindan氏とDan Primack氏は米国時間8月27日午前、All Things DigitalとDow Jonesの提携関係が12月31日に失効すると報じた。ただし、All Things Digital側は既に投資銀行Code Advisorsに打診し、「ライバルサイトのTechCrunchに対し、AOLが2010年に支払ったと報じられた2500万ドルを上回る可能性のある企業価値での出資に参加する外部投資家を見つける」ことを試みているという。
両記者は以下のように報じている。
ある情報筋によると、All Things Digital株の25~30%に対し、希望価格は1000万~1500万ドルだという。
だが、シリコンバレーの典型的なテクノロジ投資家は理想的ではない。それは、AllThingsDが報じる対象そのものだからだ。
したがって、メディアパートナーが好ましく、Comcast傘下のNBCUniversal、Businessweek発行元のBloomberg、WiredおよびArs Technica発行元のCondé Nast、The Washington Postの親会社であるJeff Bezos氏所有の企業は、いずれも可能性のある出資企業に挙がっている(Swisher氏はThe Washington Post出身)。
売却の対象となるのはAll Things Digitalのウェブサイトにとどまらない。Mossberg氏とSwisher氏は、過去12年間にわたって評価の高いイベント事業も構築してきた(2007年のカンファレンスにはAppleのSteve Jobs氏とMicrosoftのBill Gates氏が登場した。最近では、AppleのTim Cook氏、GoogleのEric Schmidt氏、TeslaのElon Musk氏、CiscoのJohn Chambers氏もゲストに招かれている)。現行の契約条件では、Dow JonesがAllThingsDのブランド、ウェブサイト、およびコンテンツを保有している。Mossberg氏は唯一、Dow Jonesの正式な社員であり、同氏以外はすべて契約職員だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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