Appleの最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏の経営スタイルや性格について、Reutersが米国時間8月22日に掲載した人物評でいくつかの分析を提供している。
Reutersによると、Cook氏は前任者とは違って権限を委譲することを好み、同氏のスタイルは論理的かつ現実的だという。
さらに、Cook氏はタフである可能性が高いとReutersは伝えている。「同氏は一言で一蹴することがある」と、Cook氏のミーティングに詳しい人物はReutersに語り、「彼は、『私はそれが十分に良いとは思わない』というようなことを言うことがあり、その話はそれで終わりになってしまう。そうすると、まさに穴に潜り込んで死にたくなる」としている。
この点についてはむしろ、高い基準を設定するSteve Jobs氏やあらゆるCEOに似ている。人材コンサルタントでありAppleの元従業員であるBeth Fox氏はReutersに対し、「以前ほど極端ではなくなった。厳しすぎるわけではない」と語った。また、同氏の知る人々は落ち着いていると言う。「彼らはTimのことが好きだ。楽天的すぎる傾向があるくらいだ」(Fox氏)
取締役会のメンバーやDisneyのCEOであるBob Iger氏は、Cook氏がJobs氏を引き継ぐにあたり引き受けた「非常に、極めて困難な役割」について述べている。
Iger氏は、「彼は、巧みな手腕と自身の強い判断力でこれをやってのけた」と言う。「自分は自分自身だという真の正直さによるものであり、世界が彼に期待することや、Steveが期待していたことによるものではない。私はそういうところが好きだ」(Iger氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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