USB 3.0 Promoter Groupは米国時間7月31日、「USB 3.1」の規格策定が完了したことを明らかにした。この新規格によってSuperSpeed USBのデータ転送速度は最大10Gbpsまで増大する。これに対し、「USB 3.0」のSuperSpeedで実現できる転送速度は最大5Gbpsだ。
同グループはプレスリリースで次のように述べている。「SuperSpeed USB 10Gbpsでは効率を高めたデータ符号化方式を採用しており、後方互換が完全に保証された拡張USBコネクタおよびケーブルで、既存のSuperSpeed USBと比べ2倍以上の実効データスループット性能を実現する」
USB 3.1はUSB 3.0と同様、旧USBデバイスとの後方互換性を維持することになる。
Promoter Groupの動きは、IntelやAdvanced Micro Devices(AMD)などのメーカーが新規格に対応するチップの開発に着手する道を開くものだ。必要なチップセットなどのハードウェアが確保されれば、他の企業は高速化した規格を活用するデバイスを開発できる。
Promoter Groupは1月の時点で、「最初の製品は2014年遅くに市場に登場し、2015年には製品の選択肢がさらに広がることになる」と述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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